Professor OHSUGA Ken has received the Hayashi Chushiro Prize

Professor OHSUGA Ken of the Division of Astrophysics has received the Hayashi Chushiro Prize from the Astronomical Society of Japan.
The awarded research is a “Pioneering Simulation Study on Accretion Flow and Outflow around Compact Objects”. The prize was awarded to Prof. Osuga for his outstanding research on accretion and ejecta flows around compact objects, which is highly appreciated worldwide, and for his significant contribution to the development of astronomy.
The award ceremony and commemorative lecture were held on March 15, 2023 during the 2023 Spring Meeting of the Astronomical Society of Japan.

Related page: Awards and Funds Program

【受賞】大須賀教授が日本天文学会林忠四郎賞を受賞

宇宙物理研究部門の大須賀 健教授が、2022年度日本天文学会 林忠四郎賞を受賞しました。

受賞対象となった研究は、「コンパクト天体周囲の降着流と噴出流の先駆的シミュレーション研究」です。コンパクト天体周囲の降着流と噴出流の研究で世界的に評価の高い卓抜の成果を挙げ、天文学の発展に大きく貢献していることが評価され、今回の受賞となりました。

授賞式および受賞記念講演会は、日本天文学会2023年春季年会中の2023年3月15日に行われました。


関連ページ:日本天文学会林忠四郎賞 受賞者

一般利用の募集

筑波大学計算科学研究センターでは、東京大学情報基盤センターが運用する高性能メニーコアクラスタ Wisteria-O(7,680ノード、A64FX、25.9PFLOPS)及び筑波大学計算科学研究センターが運用するビッグメモリスーパコンピュータ Pegasus(120 ノード、SPR、 H100、不揮発性メモリ、6.5 PFLOPS)と GPU, FPGA 混載型クラスタ Cygnus(78 ノ ード、V100、FPGA、2.3 PFLOPS)の 3 台のスーパコンピュータについて、各システムの 20%(Wisteria-O については筑波大割当分の 20%)を目安とした計算機資源を、全国共同利用機関として有償の一般利用に供することといたします。

2023年度の一般利用を募集しますので、希望される方は以下のページを確認の上、ご応募下さい。

一般利用

研究トピック「高性能計算科学の未来を切り開く新たな扉:FPGA技術」を公開

計算科学研究センター(CCS)に所属する教員・研究員の研究をわかりやすく紹介する「研究者に聞く− 研究トピックス」に「Vol.11 高性能計算科学の未来を切り開く新たな扉:FPGA技術」を公開しました。

 

「研究者に聞く− 研究トピックス」

 

高性能計算システム研究部門の藤田助教の研究を紹介しています。

高性能計算科学の未来を切り開く新たな扉:FPGA技術

 

 

高性能計算科学の未来を切り開く新たな扉:FPGA技術

藤田 典久 助教

(高性能計算システム研究分野)

 

藤田先生が所属する高性能計算システム研究分野の研究者は、計算機の性能をよりよくするために研究を行っている、いわば計算機開発の専門家です。

今回は藤田先生が専門に取り組んでいるFPGA(Field Programmable Gate Array)という、近年高性能計算システム研究分野で高い注目を集めている、新しいタイプの演算加速装置をご紹介します。

(2023.3.9 公開)

 

通信能力の高さが、FPGAの最大の特徴

コンピュータの演算処理装置というと、CPUやGPUが一般的に知られています。
CPUは汎用的な演算装置で、コンピュータからスマートフォンまで様々な機器に搭載され、計算を行なっています。GPUはゲームなどの3Dグラフィック処理を多用する機器で用いられてきたもので、CPUに比べて画像処理のパフォーマンスが高いことで知られています。

また、近年ではAIに関する計算を高速に行うために用いられています。機械の脳みそともいうべき中枢部には、これら集積回路(注1であるCPUやGPUが用いられていますが、その役割として重要なことが2つあります。1つは、演算処理で、もう一つは、他のコンピュータとの「コミュニケーション」という役割です。スーパーコンピュータでは複数のコンピュータを使って複雑で大規模な計算を行います。そのため、演算と通信を同時に速く処理していくことが、計算性能を加速させる上でとても重要となります。

さて話題のFPGAはというと、実は演算のパフォーマンスではそれほど他の演算加速装置の性能を上回ることはありません。
ではなぜ多くの研究者が注目しているのかというと、コミュニケーション能力が高いことにあります。コミュニケーション能力と聞くと、社会の人間同士にも言えそうなスキルですが、ここでいうコミュニケーションはコンピュータ間で情報をやり取りすることを指します。「スーパーコンピュータ」と聞くと、とても高性能な1台の計算機をイメージされることが多いかもしれませんが、現代のスーパーコンピュータは、図1にあるように複数のコンピュータを用いてシステムを構築しています。コンピュータの数は様々ですが、大規模なスーパーコンピュータでは10万を超えるコンピュータが用いられています。そして、コンピュータ間を高性能な通信網(ネットワーク)で接続しています。複数のコンピュータがネットワークを通じてコミュニケーションを取り、協調して1つの問題を解いていくのがスーパーコンピュータです。

図1

現在、大規模なFPGAクラスタはほとんど世の中に存在していません。
しかしこの通信システムの大きなアドバンテージを活かすと、より高性能なクラスタマシン、ひいてはスーパーコンピュータができる可能性を秘めているのです。藤田先生はFPGAの特性を活かした大規模なFPGAクラスタシステム構築のため、独自のCIRCUS(Communication Integrated Reconfigurable CompUting System)というシステムを提案しています。通信と演算をFPGAの中で1つに融合して、統一的に扱うパイプラインを構築することで、FPGAクラスタ上でより高性能な科学技術計算を実現できます。FPGAをいくつも並べたシステムを作ると、なぜ優れたマシンとなるのかを簡単に説明します。

図2

図3

コンピュータをネットワークに接続するには、通信を司るICチップを使います。通信用チップは、コンピュータの中で通信に関する専門的な処理を担います。そして、最終的に電気や光をケーブルの中を通すことでコンピュータ間の通信を行います。少しデフォルメしたイメージを図2と図3にのせます。

このように従来のでは、外部から接続されるケーブルとの通信は、CPUと別のチップが担当していました。しかしFPGAの場合は、この通信機能がすでに内蔵されているので、他のFPGAとの直接通信が可能となります。高性能計算で使われている演算加速装置の中でこのような特徴を持つのはFPGAだけであり、他の演算加速装置にはない特徴です。藤田先生は、このFPGAを複数並べた、いわゆるクラスタシステム(注2というものを構築する研究を行っています。

図4:FPGAのクラスタのイメージ図(ルーター機能の説明)

藤田先生が研究しているFPGAクラスタでは、図4のように縦横にFPGAを複数並べ、相互に高速な光通信ケーブルで接続してネットワークを構成します。このようなネットワークにおける通信では、たとえば図4のようにAからCまである情報を伝えようとしても、AとCは直接つながっていません。間にいるBが通信を中継しなければAとCが通信することはできません。このような中継機能をルータと呼びます。通常、ネットワークにはスイッチという専用の機器があり,通信の中継を行なって、多数のコンピュータ間で通信を行っています。しかし、FPGAが持つ通信性能を最大限活かすために、CIRCUSではFPGA間を直接接続し、スイッチを使わないネットワークを用いています。そして、CIRCUSの一部としてルータ機能を実装し、直接繋がっていないFPGA間でも高速な通信を実現しています。スーパーコンピュータでは、コンピュータ同士を数千から数万という規模で接続します。そのため、通信速度(性能)がシミュレーションなどを行う際の計算性能に大きな影響を与えます。FPGAは、機器それ自体に通信処理を行う機能が内蔵されており、非常に速度の速い通信が可能です。計算科学研究センターではFPGAの通信性能に注目し、FPGAを高性能計算で用いるために、さまざまな研究を行なっています。

また、演算装置では、どのような計算を行うか、何をどうするか命令を与えなければなりません。コンピュータに行って欲しい処理を開発する作業を「プログラミング」と言います。
プログラミングにはさまざまなプログラミング言語を用いて行います。CPUなどに比べて、FPGA開発においては、プログラミングをするための言語が開発の障害となっていました。FPGA上で動くプログラムの開発は難しく、FPGAに関する専門的な知識をもつ人でなければ開発を行えませんでした。しかし近年、FPGA開発環境も進歩しており、よりプログラミングしやすい開発環境へと発展しています。藤田先生のCIRCUSでは、OpenCLというプログラミング言語を用いる開発環境で通信を含めてFPGAプログラミングを統一的に扱っています。これがシステム開発におけるデバッグ注3のしやすさや、高い柔軟性といった大きな利点をもたらしているのです。

図5:FPGA(左)とスーパーコンピュータCygnus(右)

 

スーパーコンピュータCygnusを用いた宇宙輻射輸送コードART法の高速化!

筑波大学計算科学研究センターでは、FPGAとGPUを搭載したスーパーコンピュータCygnusが開発され、運用されています。CygnusはGPUとFPGAという2つの演算加速装置を同時に備えた世界的にも非常に珍しいスーパーコンピュータです。藤田先生は、このCygnusを利用して、さまざまなFPGAに関する研究を行なっています。Cygnusに加えて、筑波大学計算科学研究センターでは、小規模な実験的FPGAマシンとしてPre-PACS version. X (PPX)も運用しています。PPXは小規模なFPGAクラスタですが、多種多様な演算加速装置を搭載しており、実験的な開発や性能比較に用いています。

藤田先生はこれらの装置を通して、宇宙物理分野で用いるシミュレーションコードの高速化に取り組んでいます。このコードは、ART(Authentic Radiation Transfer)法と呼ばれるもので、宇宙空間を伝播する光の飛び方を計算するものです。ある空間を想定して、その中を飛ぶ光線(これをレイといいます)を用いてエネルギー伝搬の計算をします。空間内を格子状の領域で分け(メッシュ法(注4という)、隣り合うメッシュの間でレイをやり取りして計算を進めていきます。レイにそって計算するART法では、隣のメッシュへ小刻みに通信をすることが必要となるため、FPGAクラスタの通信面での利点が効いてくるのです。これによって、従来のGPU計算の性能を最大で10.6倍も高速化することに成功しました。

ART法を最大4つのFPGAを用いて計算した際の性能を図6に示します。計算性能は、広く演算加速装置として用いられているGPUと比べています。この実験では「Weak Scaling」と呼ばれる条件で性能を測定しています。「Weak Scaling」は、コンピュータ1台あたりの計算量を一定に保ったまま、計算に用いるコンピュータの台数を増やすことを指します。「Weak Scaling」では1台あたりの計算量は一定ですので、コンピュータの台数を増やしても計算時間が増えないことが理想です。言い換えると、計算全体で考えて、N台の計算機を使った時に1台の時と比べてN倍の性能が得られるべきだという測定条件です。

図6:FPGA使用時とGPU使用時における性能比較

まず、左端の1ノード注5では、通信はなく、FPGAがGPUに対して単純に演算処理の速度が速いことを示しています。このようにFPGAの能力を最大限活用した効率のよいプログラムを用いれば、1ノード実行時でもGPUに対して4.5倍も高速となることが証明されました。GPUを使用した計算では、右にいってノード数が増えるほど計算時間が増えているのがわかります。一方、青で表されているFPGAを使用した場合は、ほとんど変化せず、計算時間が短いままです。この測定はWeak Scalingの条件で測定していますので、計算時間の増加が少ないFPGAの方が計算の効率が良いことを示しています。これがFPGAの直接通信ができるという能力と、その通信能力を扱って高い性能でFPGA間通信ができるCIRCUSを用いた成果です。一方、藤田先生は、これらの研究を評価され、2022年度筑波大学若手教員奨励賞を受賞しています。https://www.ccs.tsukuba.ac.jp/news221128/

 

【用語】

  • 集積回路:半導体の表面に、微細で複雑な電子回路をのせた電子部品のこと
  • クラスタシステム:単一のシステムとして動作するように接合されたコンピュータの集合体のこ
  • デバッグ:コンピュータのプログラムの誤り=バグを見つけて、手直しをすること
  • メッシュ法:計算科学の数値解析において、対象を離散化するために縦横に等分割した線で区画化する手法のこと
  • ノード:通信の主体となる個々の機器のこと

さらに詳しく知りたい方へ Cygnus

【受賞】矢島准教授が筑波大学2022 BEST FACULTY MEMBERに選ばれました

計算科学研究センター 宇宙物理研究部門の矢島 秀伸准教授が、筑波大学2022 BEST FACULTY MEMBERに選ばれました。

表彰式は2月20日にオンライン(関係者のみオンサイト)で開催されました。

詳しくは以下の大学HPをご覧ください。
2022年度 BEST FACULTY MEMBER 表彰式

研究トピックス「究極の物質状態クォーク・グルーオンプラズマに迫る」を公開

計算科学研究センター(CCS)に所属する教員・研究員の研究をわかりやすく紹介する「研究者に聞く− 研究トピックス」に「Vol.10 究極の物質状態クォークグルーオンプラズマに迫る」を公開しました。

「研究者に聞く− 研究トピックス」

素粒子物質研究部門 の大野 助教の研究を紹介しています。

究極の物質状態クォークグルーオンプラズマに迫る

究極の物質状態クォーク・グルーオンプラズマに迫る

大野 浩史 助教 

素粒子物理研究部門

大野先生は、世界の研究者とともに、クォークという素粒子が織りなす量子色力学(QCD)の研究を主に行っています。素粒子の間に働く力には、強い力・弱い力・電磁気力・重力の4つの基本的な力があることが分かっています。その中でも強い力は、クォークといういうもっともミクロなスケールに存在する物質に働く力であり、その理論はQCDと呼ばれています。大野先生は、このまだまだ未知の側面をもつ基礎物理学の分野に挑戦しています。とくに宇宙の特殊な天体の内部などで実現している可能性のある、究極的な物質の状態を研究しています。研究内容はなかなかハードですので、ここではごくざっくりと説明していきたいと思います

(2023.2.20公開)

 

身の回りにある素粒子クォークとグルーオンはまだまだ謎が多い物質

私たちも、身の回りの物質も、周期表にのっている元素、あるいは原子というものでできていることは、化学の授業でも習ったかと思います。この原子は、中心に原子核があり、陽子と中性子という粒たちが原子核を形成しています。陽子や中性子はさらに、それぞれがクォークと呼ばれる素粒子3つから構成されていることがわかっています。しかし、3つといっても、クォークは決して単独で取り出すことができません。この奇妙な結びつきは、強い力を媒介するグルーオンという素粒子が接着剤の役割をしているからです。クォークには色という要素があり、赤、青、緑という異なる色になって初めてグルーオンによって結びつき、陽子、中性子となります。色というのは、あくまで光の三原色のアナロジーであり、実際に色がついているわけではありません。補足すると、三原色を合わせたり(バリオン=陽子・中性子の仲間)、ある色とその補色を合わせる(中間子)と白色になるわけですが、この白色になる組み合わせしか存在しないということです。陽子と中性子の違いは、クォークの種類によります。自然界には、全部で6種類のクォークがあり、この種類の違いによって、陽子と中性子という違いが生まれます。

クォークとグルーオンで出来た他の物質として、中間子もあります。陽子、中性子、そして中間子をふくめて、ハドロンと総称します。量子色力学(QCD)とは、このハドロンの性質を理解するための理論といえます。ハドロンの典型的なサイズはおよそ1フェムトメートル(注1で、基本的に身の回りに普段あるような低温・低密度でこの状態です。クォークとグルーオンは通常、ハドロンの中に閉じ込められているけど、その中のような小さい領域では不思議なことにお互いに働く力が小さく、自由な運動をしているように振舞います。これは漸近的自由性といい、QCDの大きな特徴です。一方、高温・高密度の状態にいくと、この自由に運動できる領域が重なりあうようになり、相転移を起こします。

図1:クォークとグルーオンの変化

最終的に、クォーク・グルーオンプラズマ(QGP)というクォークとグルーオンが相互にいくつも作用し合った複雑な状態を形成します(図1参照)。このような状態が、宇宙では中性子星(注2という、特殊な天体の内部で実現していると考えられています。その他の例として重要なのは、ビッグバン直後の初期宇宙です。ここでもQGPが重要な働きをするのです。

QCDの理論は、計算するのがとても大変です。難しい点の1つは、自由度が無限にあること、もう一つは、摂動計算(注3できるのは特殊な場合のみであるという点です。言っていることがすでに難しいですね。詳しい説明は「場の理論」という物理にふれないといけないので省きますが、摂動論を使わずに計算するためには、時空間を格子状に分けた(離散化した)格子QCDというものを用いる必要があります。この計算には、大型計算機が必要不可欠であり、ここでスーパーコンピュータが活躍しているのです。

 

重イオン衝突によって明らかとなる究極の物質状態!

大野先生は、このQGPの研究を行っています。地上でも重イオン衝突実験によって実現される状態だと考えられており、こういった実験と理論を比較することで、QGPの解明を目指しているのです。重イオンとは、鉛や金の原子核のことであり、これらを光速度に近い速度まで加速器で加速して衝突させます。とくにQGPの性質を調べる上で重要となる、チャームクォークとボトムクォークという質量の重いクォークが織りなすクォーコニウムという束縛状態に注目しています。このクォーコニウムの相関関数という量を格子QCDから計算します。ところが、本当にほしいものは相関関数自体ではなく、スペクトル関数という量です。相関関数はスペクトル関数を積分することで計算できますが、困ったことにその逆、つまり相関関数からスペクトル関数を計算することは簡単ではありません。しかしこのスペクトル関数こそが、高温媒質中のクォーコニウムの情報を含んだ重要パートなのです。大野先生は、まさにこのスペクトル関数がどのようなものになるのかを計算方法を工夫することによって導くことにチャレンジしています。

図2:スペクトル関数の予想される形状

図2に示したのは、スペクトル関数の温度ごとに予想される形状の模式図です。

シミュレーションによるこれらの正確な結果は、あとで図3に示します。

ピークがたっているのは、基底状態や励起状態(注4というピンポイントの状態を示しています。一方、図の中央のように、ピークがなくなっている場合は、その状態が消失したとみることができます。

 

大野先生はこれら実験と比較できるようなスペクトル関数のモデリングを研究しています。結果は、図3のようになっています。これによって、チャームクォークについての左図では、ピーク構造が消失することを示唆し、ボトムクォークに関する右図では、相転移温度の1.5倍の温度程度までピーク構造が残ることを示唆しています。このようにQGP中におこるクォーコニウムの消失あるいは残存現象を明らかにしたのです。

図3:理論をもとに計算したスペクトル関数の波形

【用語】

  • フェムトメートル:10-15メートルのこと。
  • 中性子星:大質量の星が超新星爆発を起こしたあとにできる特殊な天体。コンパクト天体とも呼ばれ、大きさは小さいが、非常に強い重力をもっている。
  • 摂動計算:近似的な解を求める計算テクニックのこと。正確に解ける問題があるとして、そこからほんの少しだけずれた状態の解を計算するときに便利。
  • 基底状態・励起状態:原子・分子といった量子力学の系では、エネルギーが最も低い(基底)状態から、よりエネルギーが高い(励起)状態といったものが離散的に分布している。

 

さらに詳しく知りたい人へ

研究論文

 

Job opening of Assistant professor with a fixed term appointment (Deadline March 17th JST)

1. Position Title
Assistant professor (Nontenured)

 

2. Affiliation
Center for Computational Sciences, University of Tsukuba

 

3. Field of Expertise
In addition to the first-principles calculations of energetical and structural materials, our division is developing methodologies for elucidating microscopic properties of solid surfaces, solid-solid and solid-liquid interfaces with various computational techniques, including density functional theory. We seek an Assistant Professor who is willing to engage in research and education in the field of computational materials science and collaborate with experimentalists through our simulation techniques.

 

4. Starting date
April 1, 2023 or later, as soon as possible

 

5. Period
Until March 31th, 2026

 

6. Requirement
Applicants must have a doctoral degree or equivalent expertise.

 

7. Compensation

  • Salary: Annual salary system (The annual salary will be determined based on the regulations of the University, taking into account the career of the employer.)
  • Working hours: Discretionary labor system
  • Holidays: Saturday, Sunday, national holidays, New Year’s holidays (Dec.29 – Jan. 3), and holidays determined by the University.

 

 8. Required Documents

1)Resume/CV (with photograph)
2)List of research activities including peer-revieewd papers, peer-reviewed proceedings, oral presentations at international conferences, competitive research funds (representative), awards , and so on.
3)Summary of research activities (within 1 sheet of A4 paper)
4)Research and education plan (about 1 sheet of A4 paper)
5)Up to five major pepers (at least four of which are within the last five years)
6)A list of two professional references with complete contact information
7)Self-declaration on Specific Categories
8)Consent to Processing and Extraterritorial Transfer of Personal Data under GDPR (EU General Data Protection Regulation) (Persons located in the countries that make up the European Economic Area or in the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland submit the consent form).

※Applicants are asked to download the document forms required for 7) and 8) from the link below:

提出書類

 

9. Application period
2023/03/17 Deadline for receipt

 

10. Contact details
Professor OTANI Minoru
Tel: +81 (0)29-853-4273
Email: otani[at]ccs.tsukuba.ac.jp ([at]→@)

 

11. Submissions
1. Create a single PDF file containing all documents from 1) to 8).
2. Create a user account at JREC-In portal (https://jrecin.jst.go.jp/) and upload the file.

 

12. Additional information
1) The personal information in the application documents will be used solely for selection. After the selection, all the personal information will be properly deleted.
2) The Center for Computational Sciences has been approved as a Joint Collaborative Research Center by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology. We promote interdisciplinary  computational sciences, including joint use of our supercomputer systems. The University of Tsukuba conducts its personnel selection process in compliance with the Equal Employment Opportunity Act.
3) The University of Tsukuba has established “University of Tsukuba Security Export Control Regulations” based on “Foreign Exchange and Foreign Trade Act”, and conduct strict examination when employing foreign nationals, persons from foreign universities, companies, government agencies, etc., or persons who fall under a specific category.
4) “IMAGINE THE FUTURE. Assistant Professor System” is applied to this position. The successful candidate will receive an annual research budget (maximum 500,000 yen/year) from the system. After the evaluation based on performance for the period, qualified candidate has opportunity to transfer to a tenure-track position.

量子物性研究部門 助教(任期付)公募(締切3月17日)

1.公募する職名・人数
助教(任期付)・1名

 

2.所属部門、講座、研究室等
計算科学研究センター 量子物性研究部門

 

3.専門分野、仕事の内容
当研究部門では、エネルギー材料や構造材料の第一原理計算に加えて、固体表面、固体・固体界面や固体・液体界面を、密度汎関数法を含む様々な計算技術で扱うための方法論の開発を行っています。これらの研究を通して、実験家との共同研究を意欲的に進めていただける助教を募集します。また、応募者の適性を判断して、理工学群物理学類・数理物質科学研究群物理学学位プログラムにおいて、教育・研究指導補助を担当していただきます。

 

4.着任時期
決定後できるだけ早い時期

 

5.任期
採用日から2026年3月31日まで

 

6.応募資格
博士の学位を有する者、 あるいはそれと同等の能力をもつ者

 

7.提出書類
以下の(1)-(8)の内容を含む電子ファイルを提出してください。

1)履歴書(写真添付)
2)業績リスト(査読論文とその他を区別すること)
3)これまでの研究の概要(A4用紙1枚程度)
4)着任後の研究と教育に関する抱負(A4用紙1枚程度)
5)主要論文5編(うち4編以上は最近5年以内のもの)
6)照会者可能者2名以上の氏名・連絡先
7)特定類型自己申告書(本学所定様式)
8)EU一般データ保護規則(GDPR)に基づく個人データの取り扱い及び域外移転に関する同意書(欧州経済領域の構成国および英国在住者は必ず提出のこと)

※提出書類の7)、8)の様式および記入例は下記URLからダウンロードできます。

提出書類

 

8.給与等
本学規定に基づき支給、文部科学省共済組合(年金、医療)に加入、雇用保険適用

 

9.勤務日
週5日(月~金曜日)専門業務型裁量労働制(みなし労働時間:1日7時間45分)
(土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日から1月3日)は、休日)

 

10休暇
年次有給休暇あり
休暇等の制度は、大学が定める就業規則等によります。

 

11.応募締切
2023年3月17日(金)必着

 

12.問い合わせ先
筑波大学計算科学研究センター量子物性研究部門 大谷実
Tel: 029-853-4273
Email: otani[at]ccs.tsukuba.ac.jp ([at]→@)

 

13.応募書類送付先
JREC-IN Portal Web応募のみとします。郵送あるいは電子メールへの添付による提出は原則受け付けません。

  1. 応募書類1)〜8)を一覧の順に並べ、単一のPDFファイルにまとめてください。
  2. JREC-In Portal (https://jrecin.jst.go.jp/)においてユーザ登録・Web応募を行って下さい。

 

14.選考方法
書類審査合格者に対して、テレビ会議または対面で面接を行います。交通費は応募者の負担とします。

 

15.その他
(1) 応募書類に含まれる個人情報は、本人事選考のみに使用し、他の目的には一切使用しません。選考終了後はすべての個人情報を適切に破棄します。
(2) 計算科学研究センターは、文部科学省共同利用・共同研究拠点に認定されており、計算機共同利用を含む学際計算科学を推進しています。筑波大学では男女雇用機会均等法を遵守した人事選考を行っています。
(3) 本学では、「外国為替及び外国貿易法」に基づき、「国立大学法人筑波大学安全保障輸出管理規則」を定め、外国人、外国の大学・企業・政府機関等の出身者または特定類型該当者の雇用に際した厳格な審査を実施しています。
(4) この公募は、筑波大学ITF(IMAGINE THE FUTURE)助教制度を適用する公募です。ITF助教制度については、https://www.tsukuba.ac.jp/about/jobs-information/pdf/itf-assistantprofessor.pdfをご参照ください。

 

梅村雅之先生 最終講義(3/10)

宇宙物理研究部門の部門主任,計算科学研究センター長等を歴任されました梅村雅之先生(計算科学研究センター 教授)が,令和4年度末日をもちまして定年を迎えられることとなり,最終講義を開催することとなりました.

計算科学研究センターとオンラインのハイブリッドにて開催いたします.
参加を希望される方は,下記フォームよりお申込ください.

 

日時:令和5年3月10日(金)13:30-15:00
場所:計算科学研究センター 国際ワークショップ室 / オンライン
主催:筑波大学計算科学研究センター

参加登録フォーム
https://tinyurl.com/2jts85yw
申込締切 令和5年3月8日(水)

【CCSで学ぶ】高田 菜月さん

高田 菜月(Natsuki TAKADA)さん

 

筑波大学 理工情報生命学術院 生命地球科学研究群 地球科学学位プログラム
都市・山岳気象学研究室 博士前期課程2年 

 

(内容は、2022年7月取材当時のものです。)


高田さんは、筑波大学 生命環境学群 地球学類在籍時に都市・山岳気象学研究室に入り、日下博幸 教授の指導のもとで研究を続けています。

今の研究室に進んだ理由

中学生の頃、姉が進路のことを考え始めたのをきっかけに、「自分は何をしよう、何に一番興味が持てるかな」と考え始めました。それで、日々の天気予報だったり、雲とか気象現象だったりを見るのが好きだなと気づいて、気象の道に行きたいと思い始めました。
研究室を選ぶ時には、身近な気象現象を研究テーマにしたいなと思っていました。日下先生や先輩たちが富士山にできる雲の研究を楽しそうにやっていたので、私も一緒に研究したいと思い、今の研究室を選びました。

 

どんな研究をしているの?

富士山周辺に出現する「吊るし雲」という雲について研究をしています。「吊るし雲」とは、山の風下にできるレンズ状の雲で、普通の雲とは違って風に流されることなく、同じ場所に浮かんでいる雲です。この「吊るし雲」がどんな気象条件で発生するのかを、雲の動画とコンピュータシミュレーションによって調べています。
「吊るし雲」は、風が山に当たる時に生まれる山岳波という波によって発生し、また風が強くて湿度が高い時に発生するといわれています。しかしながら、その発生メカニズムには、まだまだ分かっていないこともたくさんあります。
雲というとても身近な現象であるにもかかわらず、未解明な問題があることを知り、その謎の解明に挑戦したいなと思って研究をしています。

富士山と吊るし雲
富士山と吊るし雲 (富士市役所ライブカメラhttp://www2.city.fuji.shizuoka.jp/livehistory/19/09/24/08.jpg より)

研究をすること、ここが魅力!

答えのない問いに挑み、自分でその答えを導くというところが面白いなと感じています。今まで誰も知らなかった、分からなかったことを、自分の手で明らかにできることはすごく魅力的です。また、自分で明らかにできた時の達成感と喜びはとても大きいです。

 

高校ではどんな勉強をしていたの?

大学では気象について学び、将来は気象に関わる仕事に就きたいと考えていたので、気象を学べる環境が充実している筑波大学が第一志望でした。筑波大学に入るため、高校時代はとにかく受験勉強をしていました。(特に気象の勉強はしていなかったです。)
筑波大学は気象を研究している先生の数がとても多く、指導教員の先生に丁寧な指導をしてもらえるのはもちろんのこと、さらに周辺分野の気象の先生たちからも指導を受けられるので、気象の研究をするのにとても良いところです。

 

メッセージ

自分が興味を持てる分野、行きたい大学をぜひ見つけてください! そして、大学では興味を持てる研究テーマに出会えるといいですね!
大学では一つの学問分野でもいくつも研究室があったり、一つの研究室でも様々な研究テーマを扱っていたりします。その中から、皆さんが興味の持てる研究テーマに出会い、そのテーマについて研究できることを祈っています!

 

 

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↓ インタビュー動画もあります。

JAPAN-KOREA Winter School 2022

Course Overview

High performance computing is the basic technology needed to support today’s large scale scientific simulations. It covers a wide variety of issues on hardware and software for high-end computing such as high speed computation, high speed networking, large scale memory and disk storage, high speed numerical algorithms, programming schemes and the system softwares to support them. Current advanced supercomputer systems are based on large scale parallel processing systems. Nowadays, even application users are required to understand these technologies to a certain level for their effective utilization. In this class, we focus on the basic technology of high-end computing systems, programming, algorithm and performance tuning for application users who aim to use these systems for their practical simulation and computing.

Lecture Day and Location

Lecture Day: February 20 (Mon), 21 (Tue), 2023
Location: Hybrid form
  Onsite: International Workshop Room, Center for Computational Sciences (Access)
  Online: Zoom (Zoom link will be sent by email.)

Schedule

  Feb. 20 (Mon) Feb. 21 (Tue)
09:00 – 10:30 Fundamentals of HPC and Parallel Processing Parallel Programming 2: OpenMP
10:45 – 12:15 Parallel Processing Systems Parallel Numerical Algorithm 1
13:30 – 15:00 Parallel Programming 1: MPI Parallel Numerical Algorithm 2
15:15 – 16:45 Optimization 1: Communication Optimization Optimization 2: Computation Optimization

Contents

  Lecture name Contents Instructor
1 Fundamentals of HPC and Parallel Processing Amdahl’s law, Parallelization methods (EP, Data parallelism, Pipeline parallelism), Communication, Synchronization, Parallelization efficiency, Load balance. Taisuke Boku
2 Parallel Processing Systems Parallel processing systems (SMP, NUMA, Cluster, Grid, etc.), Memory hierarchy, Memory bandwidth, Network, Communication bandwidth, Delay. Ryohei Kobayashi
3 Parallel Programming 1: MPI Parallel programming language MPI. Norihisa Fujita
4 Optimization 1: Communication Optimization Optimization techniques and performance evaluation of parallel programming on parallel processing systems. Osamu Tatebe
5 Parallel Programming 2: OpenMP Parallel programming model, parallel programming language OpenMP. Akira Nukada
6 Parallel Numerical Algorithm 1 Krylov subspace iterative methods and their parallelization methods. Hiroto Tadano
7 Parallel Numerical Algorithm 2 Fast Fourier Transformation (FFT) and its parallelization methods. Daisuke Takahashi
8 Optimization 2: Computation Optimization Program optimization techniques (Register blocking, Cache blocking, Memory allocation, etc.) and performance evaluation on a compute node of parallel processing systems. Daisuke Takahashi

*本セミナーは,筑波大学理工情報生命学術院共通専門基盤科目「High Performance Parallel Computing Technology for Computational Sciences」(0AH0209)と共通です. 本セミナーを授業として受講する方は,TWINS で履修登録して下さい.

 

 

JAPAN-KOREA HPC Winter School 2022

Course Overview

High performance computing is the basic technology needed to support today’s large scale scientific simulations. It covers a wide variety of issues on hardware and software for high-end computing such as high speed computation, high speed networking, large scale memory and disk storage, high speed numerical algorithms, programming schemes and the system softwares to support them. Current advanced supercomputer systems are based on large scale parallel processing systems. Nowadays, even application users are required to understand these technologies to a certain level for their effective utilization. In this class, we focus on the basic technology of high-end computing systems, programming, algorithm and performance tuning for application users who aim to use these systems for their practical simulation and computing.

Lecture Day and Location

Lecture Day: February 20 (Mon), 21 (Tue), 2023
Location: Hybrid form
  Onsite: International Workshop Room, Center for Computational Sciences (Access)
  Online: Zoom (Zoom link will be sent by email.)

Schedule

  Feb. 20 (Mon) Feb. 21 (Tue)
09:00 – 10:30 Fundamentals of HPC and Parallel Processing Parallel Programming 2: OpenMP
10:45 – 12:15 Parallel Processing Systems Parallel Numerical Algorithm 1
13:30 – 15:00 Parallel Programming 1: MPI Parallel Numerical Algorithm 2
15:15 – 16:45 Optimization 1: Communication Optimization

Optimization 2: Computation Optimization

Contents

  Lecture name Contents Instructor
1 Fundamentals of HPC and Parallel Processing Amdahl’s law, Parallelization methods (EP, Data parallelism, Pipeline parallelism), Communication, Synchronization, Parallelization efficiency, Load balance. Taisuke Boku
2 Parallel Processing Systems Parallel processing systems (SMP, NUMA, Cluster, Grid, etc.), Memory hierarchy, Memory bandwidth, Network, Communication bandwidth, Delay. Ryohei Kobayashi
3 Parallel Programming 1: MPI Parallel programming language MPI. Norihisa Fujita
4 Optimization 1: Communication Optimization Optimization techniques and performance evaluation of parallel programming on parallel processing systems. Osamu Tatebe
5 Parallel Programming 2: OpenMP Parallel programming model, parallel programming language OpenMP. Akira Nukada
6 Parallel Numerical Algorithm 1 Krylov subspace iterative methods and their parallelization methods. Hiroto Tadano
7 Parallel Numerical Algorithm 2 Fast Fourier Transformation (FFT) and its parallelization methods. Daisuke Takahashi
8 Optimization 2: Computation Optimization Program optimization techniques (Register blocking, Cache blocking, Memory allocation, etc.) and performance evaluation on a compute node of parallel processing systems. Daisuke Takahashi

2022 CCS-KISTI Workshop

Date: Feb. 22nd (Wed),  2023
Venue: CCS Meeting Room A

9:00 Dr. Taisuke Boku CCS research activity update
9:15 Dr. Jihoon Kang Parallel and scalable tri-diagonal matrix algorithm for CFD applications
9:35 Dr. Daisuke Takahashi Implementation of Parallel Number-Theoretic Transform on Manycore Clusters
9:55 Dr. Oh-Kyoung Kwon Efficient task-mapping of parallel applications using a space-filling curve
10:15    
10:25 Dr. Sangjae Seo Simulation studies of nanomaterials using Nurion supercomputer
10:45 Dr. Kazuhiko Yabana Development and applications of SALMON: first-principles computations in optical science
11:05 Dr. Hee Jin Jung Introduction to Fake Movie Generator to Train Data-driven AI Models for Applying to A Smart Intersection
11:25 Dr. Mitsuo Shoji Unique reaction mechanism of copper amine oxidase revealed by theoretical QM/MM and experimental approaches
11:45    
13:00 Dr. John Bosco Mugeni A graph-based blocking approach for entity matching using contrastively learned embeddings
13:20 Dr. Jung Woo Park Research on Computer-Aid Drug Design for New Scaffold-based Drug Development
13:40    

 

*Please wear a mask, take your temperature, and sanitize your hands when entering.
Please refrain from participating if you are not feeling well due to a cold or fever.

2022 CCS-KISTI ワークショップ

韓国 KISTI(韓国科学技術情報研究院)と対面の研究交流会を開催します。

Date: Feb. 22nd (Wed),  2023
Venue: CCS Meeting Room A

9:00 Dr. Taisuke Boku CCS research activity update
9:15 Dr. Jihoon Kang Parallel and scalable tri-diagonal matrix algorithm for CFD applications
9:35 Dr. Daisuke Takahashi Implementation of Parallel Number-Theoretic Transform on Manycore Clusters
9:55 Dr. Oh-Kyoung Kwon Efficient task-mapping of parallel applications using a space-filling curve
10:15    
10:25 Dr. Sangjae Seo Simulation studies of nanomaterials using Nurion supercomputer
10:45 Dr. Kazuhiko Yabana Development and applications of SALMON: first-principles computations in optical science
11:05 Dr. Hee Jin Jung Introduction to Fake Movie Generator to Train Data-driven AI Models for Applying to A Smart Intersection
11:25 Dr. Mitsuo Shoji Unique reaction mechanism of copper amine oxidase revealed by theoretical QM/MM and experimental approaches
11:45    
13:00 Dr. John Bosco Mugeni A graph-based blocking approach for entity matching using contrastively learned embeddings
13:20 Dr. Jung Woo Park Research on Computer-Aid Drug Design for New Scaffold-based Drug Development
13:40    

 

*センター内への立ち入りに際しては、マスクの着用・検温・手指の消毒を行い、風邪症状等の体調不良の方は立ち入りをご遠慮ください。