計算科学社会実装推進室

室長 大谷 実 教授

 筑波大学では第4期中期目標・計画において、ニーズドリブン型産学共同研究を推進し、社会変革につながる共創的イノベーションの創出を目指しています。 計算科学研究センターでは、この目標を達成するために、センター内における産学連携活動の強化を行い、センターで継続的に開発している計算技術やシミュレーションプログラムなどの社会実装を推進するために、2022年度に計算科学社会実装推進室を新設しました。

 

  • 計算科学の社会実装

 計算科学技術の社会実装を通じ、社会問題の解決や産業の発展に貢献することを目指します。例えば、計算科学技術を利用して、環境問題の解決や医療診断法の開発、社会システムの最適化や防災対策など、現代社会が抱える問題を解決することが期待されます。また、ものづくり産業においても、生産プロセスの最適化や製品開発などに計算科学技術が積極的に応用されることが期待されており、産学関係者による共同研究やコラボレーションを推進していきます。

 

  • 広報室との連携

 計算科学研究センターに設置されている広報・戦略室と連携することにより、我々が開発している計算技術やシミュレーションプログラムに関する情報を発信し、様々な人々に広く知ってもらうための活動も行います。ウェブサイトやSNSを活用して様々な情報を発信します。具体的には、社会実装を目指したセミナーの告知や報告、研究成果の紹介、産業界との共同研究の情報などを可能な限り公開し、さらなる連携の拡大に取り組みます。

 

  • 活動内容
    • 国際産学連携本部と緊密に連携して、大型の共同研究を創出する。
    • 広報・戦略室と連携し、Webページ等でセンター所属研究員の産学連携活動を周知する。
    • 研究会等を実施して、センター内の研究シーズと産業界のニーズのマッチングをはかる。
    • センターが保有するスーパーコンピュータを用いたチュートリアルを企画・実施する。
    • 企業と連携し、計算科学が生み出すデータの積極的な活用を検討する。