学際計算科学推進室

計算科学の国際ハブ拠点形成に向けて

本センターでは、科学諸分野と計算機科学の連携・協働による「学際計算科学」を中心的なコンセプトとして研究活動を行っています。学際計算科学連携室は、計算科学の国際ハブ拠点形成に向けた本センターの取り組みの一環です。

■異分野間連携

学際計算科学を推進するためには、異分野間の連携が重要になります。2011年に理化学研究所、筑波大学、東京大学および富士通による研究グループは、スーパーコンピュータ「京」を用いた10万原子シリコン・ナノワイヤの電子状態の第一原理計算の研究成果により、高性能計算分野では著名なゴードン・ベル賞の最高性能賞を受賞しました。(プレスリリース)これは本センターにおける長年の異分野間連携の成果の1つといえます。

■国際連携

国際的な連携として、筑波大学と英国エジンバラ大学および米国ローレンス・バークレー国立研究所との間で連携協定を締結しています。エジンバラ大学並列処理センター(EPCC)とシンポジウムを開催するとともに米国ローレンス・バークレー国立研究所とワークショップを開催し、計算科学の研究交流を深めています。また、米国のバンダービルト大学、ワシントン大学とも、日本学術振興会二国間交流事業により計算物質科学の共同研究を進めています。

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■学際開拓プログラム

学際開拓プログラムは、異分野間連携に重点をおいて行う研究の推進を奨励するものです。計算物理学分野(理学)と数値解析分野(工学)が連携を図り、実行効率の高い計算コードの生成とこれによる大規模シミュレーションを行うプロジェクトや、計算科学分野で手法を同じくする異分野間で有機的連携を行うことにより、研究の新たな展開や格段の発展を図るプロジェクトなどがあります。本センターの学際共同利用プログラムと連携して実施しています。

■宇宙生命計算科学連携拠点

この十数年、系外惑星観測や星間分子観測などにより、宇宙生命学(アストロバイオロジー)が注目を集めています。本拠点は、計算機科学分野との連携の下、宇宙分野、生命分野、惑星分野が協働して、宇宙における生命の起源に関わるキープロセスを第一原理計算により探究し、計算科学としての宇宙生命学を創出するものです。研究課題は、星間分子生物学、惑星生命科学、星・惑星形成を柱とします。現在、筑波大学が中心となり、20研究機関、51 名の研究者が参加しています。(詳しくはこちらをご覧ください)