先端計算科学推進室

計算機の性能をフルに活かして研究を発展させる

室長 矢花 一浩 教授

計算科学は、理論、実験・観測と並び、21世紀の科学の最先端を切り拓く柱となる研究手法として、計算機能力の飛躍的な向上に支えられて、著しい発展を遂げています。今日では、多数のCPUを連結した超並列計算機は言うに及ばず、グラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)を演算加速器とする大規模計算機、そして今後の大規模計算で中心となることが期待されるメニーコアプロセッサを搭載した超並列計算機など、次々に新しいアーキテクチャに基づく計算機が出現しています。これら多様な計算機の性能をフルに活かした計算を行い、研究を発展させることは、容易なことではなくなってきています。

本センターには、素粒子物理学や宇宙物理学の分野で、物理学者と計算機科学者が日常的な交流を行う中、計算科学にとって最適な計算機を開発し、科学研究にブレークスルーをもたらしてきた実績があります。このような計算科学と計算機科学の協働を様々な分野で実現し、さらに科学分野間の連携や学外研究者との連携を図るために、先端計算科学推進室を設けました。

これまでGPU超並列スパコンHA-PACSや、メニーコアプロセッサを搭載したCOMA、Oakforest-PACSに対して、新たな計算機開発を推進する次世代計算システム開発室との密接な連携のもと、主要なアプリケーションのホットスポットの解明や最適化の検討を行なってきました。現在はさらに、演算加速装置としてGPUとFPGAを同時に搭載するCygnusへの取り組みを進めています。

(最終更新日:2019.12.16)