シンポジウム

第1回「学際計算科学による新たな知の発見・統合・創出」シンポジウム -ポストペタスケールコンピューティングへの学際計算科学の展開-

開催案内

主催 筑波大学 計算科学研究センター
日程 平成22年5月6日(木) ~ 7日(金)
プログラム プログラム(PDF)
会場 筑波大学 大学会館 国際会議場
懇親会 平成22年5月6日(木)18:45~
筑波大学 大学会館レストラン
参加費 シンポジウム参加無料、懇親会4,000円

Web上での参加登録は締め切りました。

当日参加も受け付けますので受付に直接お越しください。

時間中はシンポジウムの模様を視聴できます。映像を見るにはリアルプレーヤーが必要です。

開催趣旨

平成22年度から国立大学法人の第2次中期目標・中期計画期間が始まり、筑波大学計算科学研究センターでは、共同利用・共同研究拠点「先端学際計算科学共同研究拠点」として、新たに活動を開始します。「共同利用・共同研究拠点」は、全国の関連研究者が共同で利用することにより、我が国の学術の発展に特に資する施設を、文部科学大臣が拠点として認定し、国全体の学術の発展を図ることを目的として2008年度から文部科学省が行っている事業で、当センターは計算科学と計算機科学の協働により計算科学の先端を切り拓く学際計算科学を推進する「先端学際計算科学共同研究拠点」として認定されました。

現在、わが国においては十数ペタフロップスの性能を持つ次世代スーパーコンピュータの開発・構築が進められており、計算科学の研究体制の構築が進む中、新たな学術研究を目指し、わが国の計算科学の長期的ビジョンが必要となってきております。このような状況に鑑み、「先端学際計算科学共同研究拠点」のキックオフを機会に、拠点の基本コンセプトである学際計算科学とこれからの計算科学を議論するシンポジウムを開催することにしました。

共同利用・共同研究拠点「先端学際計算科学共同研究拠点」のキックオフを機会に、拠点の基本コンセプトである、計算科学と計算機科学の協働により計算科学の先端を切り拓く学際計算科学の課題と、国の次世代スパコンの構築・研究体制の整備が進む中、これを踏まえて、新たな学術研究を目指した最先端の学際計算科学の長期的ビジョンについて議論したいと考えます。本シンポジウムにおいて、「先端学際計算科学共同研究拠点」の概要について明らかにするとともに、次世代スパコン研究開発機関、および次世代スパコン戦略分野の主要戦略機関からの招待講演を通し、これからの展開・展望について議論を行いたいと思います。また、併せて当拠点で行われている学際計算科学の取組みについても報告します。

プログラム

5月6日(木)

【第1セッション司会】朴 泰祐(計算科学研究センター)

13:00 開会挨拶 

 

佐藤 三久(筑波大学・計算科学研究センター センター長)
13:15 学長挨拶 

 

山田信博(筑波大学・学長)
13:25 来賓挨拶 

 

文部科学省ご来賓
13:35 
 
計算科学研究センター名誉フェロー表彰式
13:50 記念講演
「計算科学研究拠点の形成 ~センター設立の頃を回顧して~」
 

 

岩崎洋一(高エネルギー加速器研究機構監事/前筑波大学学長)
14:20 招待講演
「ナノ分野における『グランドチャレンジ』課題への挑戦と計算科学」
 

 

平田文男(自然科学研究機構・岡崎共通施設・計算科学研究センター長/
文科省「次世代スパコン」プロジェクト「ナノ統合」拠点長)
14:50 休憩

【第2セッション司会】北川 博之(計算科学研究センター)

15:05 招待講演
「次*世代スパコン開発に向けて」
 

 

石川裕(東京大学・情報基盤センター長)
15:35 招待講演
「計算科学が推進する学際融合 — 素粒子・原子核・宇宙分野の取り組み」
 

 

橋本省二(高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所・准教授)
16:05 招待講演
「ポストペタスケールの計算機システム 
~ ヘテロ,マルチコア,加速器,超並列,大規模ストレージ ~」
 

 

松岡聡(東京工業大学・学術国際情報センター・教授)
16:35 休憩

【第3セッション司会】佐藤 三久(計算科学研究センター)

16:50 計算科学研究センター・新研究部門紹介

 

(計算科学研究センター・各研究部門主任)
18:35 閉会挨拶 

 

宇川彰(筑波大学・副学長)
18:45 懇親会

5月7日(金)

<計算科学研究センター平成21年度学際共同研究成果発表>

発表10分、質疑3分

【座長】 朴 泰祐(計算科学研究センター)

10:00 「configuration interactionによるQMC全エネルギー評価の改善」 

 

木野日織 (物質・材料研究機構)
10:13 「大気大循環モデルNICAMによる台風の再現計算と領域気候モデルWRFによる都市気候の将来予測」 

 

日下博幸 (筑波大学)
10:26 「格子QCDによるバリオン間相互作用の研究」 

 

石井理修 (東京大学)
10:39 「格子 QCD による pi-K 散乱長の研究」 

 

佐々木 潔 (東京工業大学)
10:52 「テラヘルツ波駆動半導体超格子における動的ファノ効果」 

 

前島展也 (筑波大学)
11:05 「中重質量領域における光核反応断面積のTDDFT線形応答計算」 

 

中務 孝(理化学研究所)
11:18 「実空間密度汎関数法によるSiナノ構造体の大規模電子構造計算」 

 

岩田潤一 (筑波大学)
11:31 休憩

【座長】 白石 賢二(計算科学研究センター)

11:45 「生体高分子機能の動力学的解析」 

 

舘野 賢 (筑波大学)
11:58 「半導体デバイスにおけるキャリア輸送の大規模分子動力学シミュレーション」 

 

神岡武文(早稲田大学)
12:11 「パルスレーザーが誘起する電子・フォノンダイナミクスの第一原理計算」 

 

矢花一浩 (筑波大学)
12:24 「不均質な系における粒子コードの効率的並列化」 

 

坂上仁志 (核融合科学研究所)
12:37 「オーダーN法第一原理計算プログラムCONQUESTによる大規模計算」 

 

宮崎剛 (物質・材料研究機構)
12:50 「多成分自己重力系の緩和過程」 

 

梅村雅之 (筑波大学)
13:03 「格子QCDを用いたチャーモニウム核子間相互作用の研究」 

 

佐々木勝一 (東京大学)
13:16 昼食

【座長】 田中 博(計算科学研究センター)

14:15 「ヒューリステイックな樹形探索効率評価」 

 

稲垣祐司 (筑波大学)
14:28 「最尤系統樹の信頼性に対する樹形探索労力量と初期樹形の影響」 

 

田辺晶史 (筑波大学)
14:41 「HIV-1プロテアーゼ複合体における相互作用エネルギーのDFT計算」 

 

岩瀬智行 (筑波大学)
14:54 「実空間差分法に基づく第一原理電子構造・量子輸送特性計算コードとそのアプリケーション」

 

小野倫也(大阪大学)
15:07 「マルチコア/マルチレーン・クラスタにおける性能評価及び最適化」 

 

朴 泰祐 (筑波大学)
15:20 「並列固有値解法のILC加速器設計への応用」 

 

櫻井鉄也 (筑波大学)
15:33 「格子ゲージ理論を用いたクォーク・グルオンプラズマ相の研究
– 高エネルギー重イオン衝突におけるチャーモニウム」
 

 

野中千穂 (名古屋大学)
15:46 休憩

【座長】 梅村 雅之(計算科学研究センター)

16:00 「ナノスケール系の量子伝導シミュレーション」 

 

小林伸彦 (筑波大学)
16:13 「物理的クォーク質量における2+1フレーバー格子QCD」 

 

蔵増嘉伸 (筑波大学)
16:26 「回転球殻熱対流系における帯状流の形成」 

 

陰山 聡 (神戸大学)
16:39 「次世代スーパーコンピュータに向けたグランドチャレンジ・アプリケーションの開発」

 

高橋大介 (筑波大学)
16:52 「DFTベースOn The Fly MD計算の実証と応用」 

 

館山佳尚 (物質・材料研究機構)
17:05 「強レーザー場における分子過程に関する時間発展計算法」 

 

仝 暁民 (筑波大学)

※当日の模様はRealNetworks社のストリーミング技術である RealMedia形式を用いてライブ中継します。

参加申し込み

シンポジウムの参加は無料です。
懇親会(会費4,000円)に参加されない場合でも登録をお願いします。

Web上での参加登録は締め切りました。
当日参加も受け付けますので直接受付までお越しください。

お問い合わせ

シンポジウムに関するお問い合わせは電子メールにて、 
sympo2010[at]ccs.tsukuba.ac.jp 
までお送り下さい。

※スパム防止のためアットマークを[at]と表記しています。