高橋大介教授が国際会議ICCSA2016においてNVIDIA Best Paper Awardを受賞

高橋大介教授が国際会議ICCSA2016において、NVIDIA Best Paper Awardを受賞しました。
The 16th International Conference on Computational Science and Its Applications (ICCSA 2016)は、計算科学とその応用に関する国際会議です。
高橋大介教授(高性能計算システム研究部門)は、論文「Parallel Sparse Matrix-Vector Multiplication Using Accelerators」(Hiroshi Maeda and Daisuke Takahashi)において、NVIDIA Best Paper Awardに選出されました。

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【共催】第59回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会 「OpenMP/OpenACCによるマルチコア・メニィコア並列プログラミング入門」(東京大学情報基盤センター)(2016年6月14-15日)

【開催趣旨】

近年マイクロプロセッサのマルチコア・メニィコア化が進み、様々なプログラミングモデルが提案されています。OpenMPは指示行(ディレクティヴ)を 挿入するだけで手軽に「並列化」ができるため、広く使用されており、様々な解説書も出版されています。メモリへの書き込みと参照が同時に起こるような 「データ依存性(data dependency)」が生じる場合に並列化を実施するには、適切なデータの並べ替えを施す必要がありますが、このような対策はOpenMP向けの解説 書でも詳しく取り上げられることは余りありません。
本講習会では、「有限体積法から導かれる疎行列を対象としたICCG法」を題材として、科学技術計算のためのマルチコアプログラミングにおいて重要なデータ配置、reorderingなどのアルゴリズムについての講習を実施し、理解を深めるため、FX10 スーパーコンピュータシステム(Oakleaf-FX)(Fujitsu PRIMEHPC FX10)を利用した実習を行います。
OpenACCはGPUなどのアクセラレータのためのプログラミング環境として広く利用されています。OpenACCではOpenMPと同様に指示行挿 入によって容易にプログラミングが可能です。本講習会では、OpenACCとOpenMPの違いなど、OpenACCについての基礎的な講習を行い、また 同じ題材をOpenACCによって並列化した事例を紹介します。更に、筑波大学計算科学研究センターに設置されているHA-PACSベースクラスタシステムを利用した実習を行います。
本講習会の受講にあたって,並列プログラミングの知識・経験は必要ありませんが,OpenACC関連部分についてはGPUに関する基礎的な事項を理解しているとより効率的に学習することができます。GPUプログラミング全般の基礎について勉強したい方は,別途実施している「GPUプログラミング入門」を予め受講することをお勧めします。

下記の詳細ページより事前の参加登録をお申込み下さい。

日時: 2016年6月14日(火)09:30 – 17:30
    2016年6月15日(水)09:30 – 17:30
会場: 東京大学情報基盤センター 4階 413遠隔会議室(地図

共催:東京大学情報基盤センター、筑波大学計算科学研究センター、JCAHPC、PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会)

詳細はこちら をご覧ください。

朴泰祐教授が2015年度情報処理学会フェローに認証

朴泰祐教授が、2015年度情報処理学会フェローに認証されました。
「情報処理学会フェロー」は、情報処理および情報通信等の分野で貢献した会員に対し、その貢献を称えるとともに、その貢献が広く周知されるよう社会的認知度を高めることを目的として設置されたものです。当該分野で学術的または産業的発展・普及・振興などに著しい貢献をした会員に「情報処理学会フェロー」の称号が授与されます。
朴泰祐教授(高性能計算システム研究部門)は、その業績「高性能計算システムの開発およびアプリケーション高速化に関する貢献」に対して、フェローに認証されました。

   フェロー認証式の様子     フェロー認証状

朴泰祐教授が情報処理学会HPCS2016において最優秀論文賞を受賞

朴泰祐教授が、情報処理学会HPCS2016において、最優秀論文賞を受賞しました。HPCS(ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム)は、高性能計算機システムの研究者と、計算科学の研究者や高性能計算機システムのユーザとの合同の研究発表及び情報交換の場として開催されています。
朴泰祐教授(高性能計算システム研究部門)は、一般論文「密結合並列演算加速機構TCAによるGPU対応GASNetの実装と評価」(佐藤 賢太、藤田 典久、塙 敏博、松本 和也、朴 泰祐(筑波大)、Khaled Ibrahim(LBNL))において、最優秀論文賞に選出されました。
本研究は筑波大学計算科学研究センターとローレンスバークレイ国立研究所(LBNL)とのとの共同研究による成果です。

HPCS2016

GPUクラスタ及びメニーコアプロセッサクラスタのデバッグと性能チューニングに関する講習会 〜Allinea DDT及びIntel VTuneについて〜(2016年6月9日)

筑波大学計算科学研究センターでは大規模GPUクラスタHA-PACS及び大規模メニーコアプロセッサクラスタCOMAを運用しており、多数の科学技術計算アプリケーションにご利用いただいています。この度、GPUクラスタ及びメニーコアプロセッサクラスタにおけるデバッグと性能チューニングを効率的に行うツール群に関する講習会を以下の通り開催いたします。
どなたでも参加いただけますが、事前登録をお願いします。参加登録は下部のURLよりお願いいたします。
なお、Allinea製品 (DDT, MAP)に関する説明は英語、Intel製品 (Compiler, VTune)に関する説明は日本語となります。

主催:筑波大学計算科学研究センター

協賛:東京大学情報基盤センター

協力:Allinea Software株式会社、エクセルソフト株式会社

対象者:一般、GPU及びメニーコアプロセッサにおけるアプリケーション開発に興味のある方
(計算科学研究センターのユーザでなくてもどなたでも参加いただけます)

講習形式:座学による。途中で講師による実機でのデモンストレーションあり。

日時:平成28年6月9日(木) 13:00~16:00

場所:筑波大学計算科学研究センター 国際ワークショップ室

内容:
13:00 – 13:10 Intel ツール概要
13:10 – 13:20 Allinea概要
13:20 – 13:40 Intel Compiler の使い方(言語最適化オプション等)
13:40 – 14:30 Allinea DDT の使い方
14:30 – 14:40 休憩
14:40 – 15:20 Allinea MAPによる性能解析手法
15:20 – 15:30 VTuneによる性能解析手法
15:30 – 16:00 Q&A

参加方法:
どなたでも参加いただけますが、事前登録をお願いします。

問い合わせ先:
本講習会についてのお問い合わせは gpumic2016 [at] ccs.tsukuba.ac.jp までご連絡ください。
([at] を @ に置き換えてください)

【共催】第58回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会 「GPUプログラミング入門」(東京大学情報基盤センター)(2016年6月8日)

【開催趣旨】

近年、GPU等のアクセラレータを搭載したヘテロジニアスな計算ノードを有するスーパーコンピュータシステムの普及が進んでいます。2015年11月のTOP500ランキングでは、上位20システム中8システムが、全500システム中でも100以上のシステムがアクセラレータを搭載しています。さらにGPUは近年盛んに研究が進められているビッグデータや機械学習の分野においても利用が進んでいます。
本講習会では、GPUを含むシステム上でのプログラミングに必須であるGPUのアーキテクチャやプログラミング方法に関する講義および実習を行います。対象GPUとしては主にNVIDIA社のTesla GPU(Fermiアーキテクチャ)を、GPU向けの並列化プログラミング環境としてはOpenACCとCUDAを用います。実習では行列積などの基本的な計算問題を題材として、GPU向けのプログラムを作成する方法からいくつかの最適化手法を適用するまでの手順を学びます。
実習には、筑波大学計算科学研究センターに設置されているHA-PACSベースクラスタシステムを使用します。

下記の詳細ページより事前の参加登録をお申込み下さい。

日時: 2016年6月8日(水)9:30 – 18:00
会場: 東京大学情報基盤センター 4階 413遠隔会議室(地図

共催:東京大学情報基盤センター、筑波大学計算科学研究センター、JCAHPC、PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会)

詳細はこちら をご覧ください。

A switch for light wave electronics

A team of the Laboratory for Attosecond Physics (LAP), the Max-Planck Institute of Quantum Optics (MPQ) and the Ludwig-Maximilians University in collaboration with theorists (Prof. Kazuhiro Yabana) from University of Tsukuba optimized the interaction of light and glass in a way that facilitates its possible future usage for light wave driven electronics.

Light waves might be able to drive future transistors. The electromagnetic waves of light oscillate approximately one million times in a billionth of a second, hence with petahertz frequencies. In principle also future electronics could reach this speed and become 100.000 times faster than current digital electronics. This requires a better understanding of the sub-atomic electron motion induced by the ultrafast electric field of light. Now a team of the Laboratory for Attosecond Physics (LAP) at the Max-Planck Institute of Quantum Optics (MPQ) and the Ludwig-Maximilians University (LMU) and theorists from the University of Tsukuba combined novel experimental and theoretical techniques which provide direct access to this motion for the first time.

imagePR

Referred from the release from Max Planck Institute of Quantum Optics

Releases from the related organizations

Max Planck Institute of Quantum Optics
Ludwig-Maximilians University

プレスリリース:パルス光からガラスへのエネルギー移行をアト秒の時間精度で測定することに成功-光波で駆動する未来のエレクトロニクス実現に期待-

2016年5月20日

国立大学法人 筑波大学

研究成果のポイント

  1. パルス光からガラス中の電子へのエネルギー移行を、アト秒(10の18乗分の1秒)の時間精度で計測することに初めて成功しました。
  2. 京コンピュータを用いた第一原理量子シミュレーションにより、エネルギー移行のメカニズムを分析しました。
  3. 光波を用いた電子操作が、未来のエレクトロニクスに適していることを確認できました。

概要

国立大学法人筑波大学計算科学研究センター 矢花一浩教授と佐藤駿丞学振特別研究員は、マックス・プランク量子光学研究所とルードビッヒ・マクシミリアン大学のアト秒研究チームとの共同研究により、光が物質に照射した時に非常に短い時間で起こる光から電子へのエネルギー移行を、アト秒技術を用いて調べることに成功しました。筑波大学の矢花教授らは本研究において、京コンピュータを用いた大規模計算機シミュレーションにより、光エネルギーが移行するメカニズムを原子スケールで解明しました。この成果は、将来実現が期待される、光波で駆動するエレクトロニクスにおいて有効な、光と物質の相互作用に関する知見を与えるものです。

imagePR

プレスリリース全文より引用

プレスリリース全文

関連機関リリース

Max Planck Institute of Quantum Optics
Ludwig-Maximilians University

プレスリリース:ネットワークユーザの属性を推定する手法を開発 ~ネットワークビッグデータ分析のための革新的高精度ラベル推定~

2016年5月20日

国立大学法人 筑波大学

研究成果のポイント

  1. 従来は同じラベルを持つノードが繋がりやすいネットワークデータを主に対象としていましたが、本技術では異なるラベルを持つノード同士が繋がりやすいネットワークデータも同様に扱うことができます。
  2. ラベル推定処理において信頼度の概念を導入することで、従来より高精度のラベル推定を可能とします。

研究の概要

筑波大学計算科学研究センター 北川博之教授らの研究グループは、ソーシャルネットワーク(SNS)などのネットワークビッグデータ分析において、ノード(ユーザ)が持つ既知のラベル(年齢・居住地・性別など)から未知のラベルを推定する新技術を開発しました。

実社会ビッグデータ利活用において、多くの有益な情報が埋もれているソーシャルネットワーク(SNS)の活用の重要性が増加しています。ソーシャルネットワークでは、各ノードが対応するユーザの年齢・居住地・性別など属性をラベルとして付与することができます。これらのラベル情報は記載された内容を意味解釈する上で重要な補足情報となります。しかし、ソーシャルネットワークにおいては、それらが明示的には示されていないノード(ユーザ)が多数存在します。ネットワークデータ中の既知のラベルから未知のノードラベルを推定する問題は、ラベル推定と呼ばれ、これまでも様々な手法が開発されてきました。本研究成果は、従来よりもラベル推定を高精度で実現するための革新的な技術です。

本研究は、理化学研究所にて実施しているAIP(人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト)の一環として実施されました。成果は、2016年5月5-7日に米国マイアミで開催された2016 SIAM International Conference on Data Miningにて発表されました。

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図 ネットワークビッグデータにおけるラベル推定: ①背景と目的:ソーシャルネットワーク、引用ネットワーク等、様々なネットワークビッグデータは、しばしばラベルが未知のノードを含みます。ラベル推定とは、既知のノードラベルから未知のノードラベルを推定する技術です。②提案手法:提案手法の基本アイデアは「割合」に加えて「絶対数」も考慮した信頼度に比例した量の手掛かりを周辺に伝搬して未知ラベル推定することです。③従来手法との違い:(1)隣接ノードからの手がかりの量(信頼度)を考慮することができ、(2)異なるラベルを持つノード同士が繋がりやすいネットワークデータも扱うことができます。④実験評価:実験結果では、提案手法は主要な従来手法より高い精度を示しています。

発表論文

Yuto Yamaguchi, Christos Faloutsos, and Hiroyuki Kitagawa, “CAMLP: Confidence-Aware Modulated Label Propagation”, 2016 SIAM International Conference on Data Mining, May 5-7, 2016.

問い合わせ先

北川博之 (きたがわ ひろゆき)
筑波大学 計算科学研究センター 教授
〒305-8572 茨城県つくば市天王台1-1-1

報道担当:
筑波大学計算科学研究センター広報・戦略室
TEL:029-853-6260 FAX:029-853-6260
E-mail:pr[at]ccs.tsukuba.ac.jp

第108回計算科学コロキウムを6月22日(水)15:00より行います。

第108回計算科学コロキウムを、6月22日(水)に開催します。
多数のご来聴をお願い致します。

日時:2016年6月22日(水)15:00-17:00
場所:筑波大学計算科学研究センター ワークショップ室
題目:Multi-state ab initio on-the-fly trajectory surface-hopping molecular dynamic simulation for azobenzene photoisomerization
講師:Prof. Chaoyuan ZhuDepartment of Applied Chemistry, National Chiao Tung University

要旨:
We developed a novel method to simulate analytical nonadiabatic switching probability estimated from electronically adiabatic potential energy surfaces and its gradients along on-the-fly trajectory. The present method can be immediately applied photochemical processes for localized nonadiabatic transitions induced by conical intersection. We could be able to perform on-the-fly trajectory surface hopping at the CASSCF quantum chemistry level to probe nπ* and ππ* azobenzene photoisomerization dynamics within four singlet low-lying electronic states (S0, S1, S2, and S3) coupled with complicated conical intersection network. From cis-to-trans, two-step fast-fast processes have the lifetime from several tenths to hundred femtoseconds, two-step fast-slow and slow-slow processes have lifetime from the several hundreds to thousand femtoseconds. From trans-to-cis, situation is more complicated and slow and fast motions are all mixed up. For trajectories started from S2 state, the all mechanisms dominated by the torsion of CNNC and NNCC moiety, while for trajectories started from S3 state, the mixed torsion of CNNC and inversion of NNC motions were confirmed by the present nonadiabatic molecular dynamics simulation. Quantum yields and lifetimes are all in good agreement with the recent transient absorption spectroscopy experiment.

世話人:重田 育照

CCS – LBNL Collaborative Workshop 2016

Date: May 12th (Thu) – 13th (Fri), 2016
Venue: International Workshop Room, Center for Computational Sciences, University of Tsukuba

ccs-lbnl

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DAY-1 (May 12th)

10:00-10:05 Welcome Address (Masayuki Umemura, CCS)
10:05-10:25 HPC at CCS, and Astrophysical Outcome (Masayuki Umemura, CCS)
10:25-10:55 Strategic Directions for Computing at Berkeley Lab (David Brown, LBNL)
10:55-11:15 Coffee Break
11:15-11:45 Numerical simulations of galaxy formation and evolution (Masao Mori, CCS)
11:45-12:15 Low Mach number models in computational astrophysics (John Bell, LBNL)
12:15-13:45 Lunch Break
13:45-14:15 Importance of Natural Variability in Global Warming (Hiroshi Tanaka, CCS)
14:15-14:45 Detecting Topic Evolutions in Bibliographic Databases Exploiting Citations (Toshiyuki Amagasa, CCS)
14:45-15:15 Automatic Tuning for Parallel FFTs on Intel Xeon Phi Clusters (Daisuke Takahashi, CCS)
15:15-15:35 Coffee Break
15:35-16:05 Oakforest-PACS: the largest scale many-core supercomputer in Japan (Taisuke Boku, CCS)
16:05-16:35 Neuromorphic and Quantum Computing at Berkeley Lab (Jonathan Carter, LBNL)
16:35-17:05 Efficient Sampling Methods for Rare Events by Molecular Dynamics Simulations (Yasuteru Shigeta, CCS)
19:00- Dinner

DAY-2 (May 13th)

09:30-10:00 Light nuclei and nucleon form factors from Nf=2+1 lattice QCD (Takeshi Yamazaki, CCS)
10:00-10:30 HPC for lattice QCD applications to nuclear physics (Andre Walker-Loud, LBNL)
10:30-10:50 Coffee Break
10:50-11:20 A Scalable Parallel Eigensolver for Large-scale Simulations on Post-peta Computing Environments (Tetsuya Sakurai, Yasunori Futamura, Akira Imakura, U. Tsukuba)
11:20-11:50 Sparse Cholesky Factorization using a Fan-Both Approach (Esmond Ng, LBNL)
11:50-13:20 Lunch Break
13:20-14:05 CCS-LBNL Researchers Only

Breakout Discussion for Research Collaboration(*)

Application-1, Application-2, HPC

14:05-14:35 CCS-LBNL Researchers Only

Plenary Discussion for Research Collaboration

14:35-14:45 Closing Remarks (Masayuki Umemura, CCS & David Brown, LBNL)

(*) Breakout discussion for research collaboration focuses on the topics and methods for future research collaboration between two organizations. To improve the efficiency of discussion, we will breakout into three groups: Application-1 (Fundamental Science and Numerical Analysis), Application-2 (Applied Science) and HPC (HPC Systems). The breakout discussion rooms are as follows:
Application-1: Meeting Room A
Application-2: Meeting Room C
HPC: International Workshop Room
After breakout discussion, we will gather at plenary room and summarize the future collaboration plan.

 

ローレンスバークレイ国立研究所–筑波大学計算科学研究センター合同ワークショップ2016を5月12日(木)~13日(金)に開催します。

筑波大学計算科学研究センター(CCS)と米国ローレンスバークレイ国立研究所(LBNL)は、毎年1回の合同ワークショップを双方の研究施設にて交互に開催しております。本ワークショップでは、高性能計算技術及びこれを用いた計算科学に関し、最先端の研究を展開する両研究機関の主要研究部門の研究者が互いの最新研究成果を発表し、議論を行います。また、このワークショップを通じ、高性能計算/計算科学研究における連携を深め、共同研究を推進するための共通認識を深めることも目的の一つです。

ワークショップの講演者はCCS及びLBNLの研究者ですが、ワークショップ自体はオープンとし、どなたでも自由に参加できます。事前参加登録は不要ですが、当日、参加者名簿作成にご協力頂きます。特に国内の方々にはLBNLの研究を知って頂く貴重な機会ですので、多数のご参加をお待ちしております。

日時:5月12日(木) 10:00~17:05/13日(金) 9:30~14:45
会場:筑波大学計算科学研究センター ワークショップ室

参加自由・事前登録不要です。
プログラムは以下のページをご覧下さい。
http://www.ccs.tsukuba.ac.jp/eng/research-activities/open-seminar/workshop/ccs-lbnl-2016/

JCAHPC introduces the Post T2K (Oakforest-PACS) system with 25 PFLOPS based on Intel’s next-generation manycore processors

Joint Center for Advanced High Performance Computing (JCAHPC) decided to introduce its new supercomputer system (Post T2K system) with 25 PFLOPS peak performance. The new system is named “Oakforest-PACS” with 8,208 of next-generation manycore processors developed by Intel Corporation, and is planned to start its full operation on December 1st, 2016. The Oakforest-PACS will be the fastest supercomputer system in Japan at that time.

Press Release

 

最先端共同HPC基盤施設がスーパーコンピュータ システム(ピーク性能25PFLOPS)の導入を決定 ―次世代メニーコア型プロセッサを搭載―

掲載情報:HPCwire Japan(5/10)、日本経済新聞(5/10)、読売新聞(5/11)、ITpro(5/10)、ICT教育ニュース(5/11)、朝日新聞(5/17)

プレスリリース

2016年5月10日

東京大学情報基盤センター
筑波大学計算科学研究センター

[印刷用PDF 373KB]

発表のポイント

  • ピーク性能25PFLOPS の超並列クラスタ型計算機Oakforest-PACS の導入を発表
  • 導入時点(稼動開始:2016年12月1日)で国内最高性能システムとなる見込み
  • 東京大学と筑波大学の共同による単一システムの調達、運用

概要

東京大学情報基盤センター(センター長:中村宏)と筑波大学計算科学研究センター(センター長:梅村雅之)が共同運営する、最先端共同HPC 基盤施設(JCAHPC:Joint Center for Advanced High Performance Computing、施設長:中村宏)は、2016 年12 月1 日に稼動を開始する共同利用スーパーコンピュータシステムとして、米国Intel Corporationによる次期メニーコア型プロセッサを採用した超並列クラスタ型計算機 Oakforest-PACSの導入を決定しました。同システムはピーク性能25PFLOPS(ペタフロップス)の性能を有し、導入時点で国内最高性能システムとなると見込まれます。最先端共同HPC基盤施設は、東京大学および筑波大学により共同運営されると共に、2大学が共同してスーパーコンピュータの調達・運用を行う、国内初の試みです。同システムは東京大学柏キャンパス内の情報基盤センターに設置されますが、システムの調達・導入・運用および主な利用プログラム運用などのすべてを2大学が共同で実施します。同システムは、HPCIおよび両大学が個別に実施する各種利用プログラムの下、国内最大のスーパーコンピュータ資源として共同利用に供され、次世代のさまざまな科学技術分野の研究開発を飛躍的に推進することが期待されます。また、最先端計算科学の研究だけでなく、計算科学およびHPC分野の人材育成にも利用され、各分野の今後の発展に貢献することが期待されます。本システムの導入および運用により、東京大学情報基盤センターおよび筑波大学計算科学研究センターは、なお一層の社会貢献に寄与していきます。

プレスリリース全文

関連機関リリース

東京大学情報基盤センター

最先端共同HPC 基盤施設(JCAHPC)ホームページ:
jcahpc_banner

第107回計算科学コロキウムを5月18日(水)15:00より行います。※開催場所が異なりますのでご注意ください。

第107回計算科学コロキウムを、5月18日(水)に開催します。
多数のご来聴をお願い致します。
なお、今回はCS専攻との共催となっており、開催場所が異なりますのでご注意ください。

日時:2016年5月18日(水)15:00-16:00
場所:総合研究棟B棟1001 (SB1001)
題目:Big Data Research Opportunities in Disaster Management:
The LITMUS Landslide Information Service as an Illustrative Example
講師:Prof. Calton Pu
Georgia Institute of Technology (Professor and J.P. Imlay, Jr. Chair in Software)

要旨:
The ongoing convergence of evolution of devices (Internet of Things), deployment of large shared infrastructures (computing clouds), and accumulation of Big Data (sensors and social media) has created exciting new research challenges in quality of service (e.g., real-time response time, high availability and robustness despite widespread failures), and quality of information (e.g., security, privacy, and robustness despite misinformation). These research challenges require integration and synthesis of results from several related areas, e.g., sensor networks and social networks as Big Data producers, sophisticated machine learning models running on clouds as Big Data consumers, and system support at various levels to provide timely response. We have built LITMUS, a landslide detection system, to illustrate the research challenges of integrating physical sensors (earthquakes and rainfall) and social sensors (Twitter, Instagram, and YouTube). LITMUS is running live in the project website at [<grait-dm.org>].

世話人:北川博之

共催:CS専攻

宇宙生命計算科学連携拠点 第2回ワークショップ(2016年4月27-28日)

日時:2016年4月27日(水) 10:00-17:00、4月28日(木) 10:00-17:00
場所:筑波大学 計算科学研究センター 会議室A

開催趣旨

当センターでは、宇宙分野、惑星分野、生命分野の協働による宇宙生命探究の計算科学の確立を目指し「宇宙生命計算科学連携拠点」プロジェクトを推進しています。このたび本プロジェクトの第2回ワークショップを開催することになりました。惑星形成、原始惑星進化、生命の起源などについて、じっくり議論できればと思っております。

皆様の奮ってのご参加をお待ちしています。

レビュー講演
井田 茂(ELSI):「系外惑星形成の最前線」
松村 想子(University of Dundee):「惑星系形成モデルと元素組成分布」
玄田 英典(ELSI):「Giant Impact」
奥住 聡(東工大):「原始惑星系円盤の乱流とダスト進化」
百瀬 宗武(茨城大):「惑星系形成に関する観測的制約〜ALMA高解像度観測からの示唆〜」
倉本 圭(北大):「惑星大気の数値モデリング」
宮腰 剛広(JAMSTEC):「惑星内部ダイナミクス」
小林 憲正(横浜国大):「模擬星間物質からのアミノ酸前駆体・核酸塩基の合成」
永原 裕子(東大):「太陽系始原物質中の有機物-無機物-氷共進化」

招待講演
小久保 英一郎(国立天文台):「地球型惑星形成」
石原 卓(名古屋大):「原始惑星系円盤乱流中のダストの運動の数値シミュレーション」
和田 浩二(千葉工大):「ダストの衝突合体成長と破壊」
杉田 精司(東大):「大気形成」
濱野 景子(ELSI):「ジャイアント・インパクト後の地球型惑星の初期進化」
奈良岡 浩(九大):「隕石有機化合物の反応機構」
田代 基慶(東洋大):「化学反応の第一原理計算」
田中 真人(産業技術総合研究所):「円二色性分光によるキラリティ分析」)

一般講演
道越秀吾(筑波大学):「ダスト層の重力不安定による微惑星形成」
庄司光男(筑波大学):「星間ダスト上でのアミノ酸生成反応機構についての理論的研究」
佐藤 皓允(筑波大学):「星間空間における円偏光吸収反応によるL型アミノ酸過剰生成の計算科学的検証」

詳細はこちらをご覧ください。

Science Organizing Committee

梅村 雅之(筑波大学)
重田 育照(筑波大学)
相川 祐理(筑波大学)

Local Organizing Committee

相川 祐理(筑波大学)
道越 秀吾(筑波大学)
古家 健次(筑波大学)

関連リンク

宇宙生命計算科学連携拠点

2016年度計算科学研究センター一般公開を行いました。(4/23)

科学技術週間期間中の4月23日(土)、計算科学研究センター一般公開「スーパーコンピュータを見に行こう!!」を行いました。12:30~17:00の見学時間の間に、75名の方(うち高校生以下の青少年31名)にお越しいただきました。

40分間のツアーでは、まず計算科学とスーパーコンピュータについて説明をした後、多田野 寛人助教(高性能計算システム研究部門)の解説とともに「HA-PACS」を見学していただきました。「スーパーコンピュータを一目見たい」と、はるばる遠方からお越しいただいた方や、コンピュータが大好きな女子高生まで、みなさまに楽しんでいただけました。

見学ツアーの後半では、庄司 光男助教(生命科学研究部門)がスーパーコンピュータを使った研究について紹介しました。光合成に関わるタンパク質のシミュレーション動画や、宇宙生命誕生に関するお話など盛りだくさんでした。「先生のようになるためには、どんな勉強をすればよいのか」といった質問もあり、研究者自身にも興味を持っていただくよい機会となりました。

筑波山神社と筑波大学計算科学研究センター、 筑波山山頂にて、共同気象観測をスタート

掲載情報:NHK(4/21 18:00)、読売新聞(4/22)、常陽新聞(4/22)、毎日新聞(4/26)、筑波大学新聞(5/16)

プレスリリース

2016年4月21日

国立大学法人筑波大学
筑波山神社

[印刷用PDF 700KB]

発表のポイント

  • 1. 筑波山神社と筑波大学計算科学研究センターの協働がスタートしました。
  • 2. 筑波山男体山山頂の気象観測所名を改称しました。
  • 3. 筑波山男体山山頂の気象観測所に設置された観測機器をリニューアルしました。
  • 4. 筑波山男体山山頂に、筑波山における気象観測の歴史や研究内容などを紹介する看板を設置しました。

筑波大学計算科学研究センターは、気象学・気候学の研究を目的として、関東平野の孤立峰である筑波山の男体山(標高871m)山頂にて2012年(平成24年)より気象観測を行ってきました。継続的に気象データを記録・公開することにより、筑波山山頂で1902年(明治35年)から100年以上に亘って続く気象データの蓄積と気象研究の発展を支えています。

この度、計算科学研究センターと気象観測施設の所有者である筑波山神社は、より連携を深め、筑波山山頂における気象観測の継続性を確かなものとするため、観測施設名を「筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所」と改めました。改称にあわせ、登山者の方など広く一般の方に施設や研究の目的・意義を知っていただくために施設沿革や研究内容について紹介する看板を設置いたしました。また、観測機器を最新のものに更新いたしました。

これにより、研究者にとっては関東の降雪予測や温暖化研究のための貴重なデータが継続して得られるようになりました。観測データはリアルタイムにWebで公開していますので、一般の方も、筑波山山頂の気温や雨、風の状況などを知ることができます。今後はデータ公開ページを見やすくする、つくば駅周辺に山頂のリアルタイム気象データを公開するモニタを設置するなど、より一般の方にも使い易いデータ公開方法を検討していきます。

背景

(1) 沿革

筑波山山頂における気象観測は、1893年(明治26年)の中央気象台(現・気象庁)による冬季観測に始まりました。1902年(明治35年)、旧皇族の山階宮家により「山階宮筑波山測候所」が開設され、通年の気象観測が開始され、その7年後には、国に施設が寄贈され「中央気象台附属筑波山測候所」となりました。100年以上にわたり我が国山岳気象観測の拠点としての役割を担ってきましたが、アメダス(地域気象観測システム)観測地点の統廃合により2001年(平成13年)12月に廃止されました。しかし、100年を超える同一地点での気象データの蓄積は科学的にも非常に貴重です。そこで、2006年1月、筑波大学大学院生命環境科学研究科の大気科学・水文科学研究グループによる、平成17年度学内プロジェクト研究・特別助成研究(S)「筑波山における気象・水文環境の多要素モニタリングによる大気・水循環場の解明(略称:筑波山気象・水文観測プロジェクト)」(代表:林 陽生教授)として、筑波山気象観測ステーションが始動しました。2012年4月より計算科学研究センターの事業の一つ、「筑波山プロジェクト」(担当:日下博幸准教授)として引き継がれ、観測が続けられてきました。

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筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所の外観

(2) 山頂気象観測所を取り巻く状況

近年、地球環境の持続性への関心が高まる中で、特に地球温暖化研究において、筑波山山頂における100年以上続く観測データの蓄積は非常に貴重です。また、首都圏での降雪や集中豪雨などさまざまな気象現象の予測と解明が社会的課題となっています。このような状況の中で、筑波山山頂における気象観測はますますその必要性が高まっています。

詳細

(1) 筑波山神社との協働スタート

気象観測所の土地建物は、筑波山神社が所有しています。これまでは、筑波大学が土地と建物の一部を借り受けて観測装置の設置と研究を行ってきました。一方で、筑波山神社もまた、山頂の天候状態を知るためにライブカメラを設置するなどの取り組みを行ってきました。
筑波山神社には、山頂の現在の気温や天候を問い合わせる登山者からの連絡が多く寄せられます。今後、公開されている筑波山の気象観測データを活用する方が増えれば、神社にとっては問い合わせへの対応が減り、本来の業務に集中することができると期待されます。筑波山計算科学研究センターにとっては、現在の観測装置に加えて山頂に設置されたライブカメラの映像を用いることで、山頂の天候状況を視覚的に捉える情報にアクセスすることが可能になります。
今回、観測施設の名称を「筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所」と改めたことを機に、今後は互いのリソースを有効に活用した協働を推進していく予定です。

(2) 観測機器のリニューアル

筑波山山頂における100年以上続く気象観測データの蓄積は非常に貴重ですが、さらに重要なことは、今後も続く観測の継続性です。安定した観測を維持するため、3月22日〜25日に観測機器のリニューアルを行いました。現在観測に使用している機器は、電気式温度計、電気式気圧計、電気式湿度計、転倒ます型雨量計、風向風速計の5つで、観測項目は、気温、気圧、相対湿度、降水量、日射量、(風向、風速)です。風向風速計は現在調整中ですが、その他の測器で計測しているデータは、計算科学研究センターの筑波山プロジェクトページで公開しています。
一般的な観測施設における観測機器更新と異なり、筑波山男体山山頂にある観測所での観測機器更新は、精密機器の荷揚げという困難を伴います。今回の観測機器更新では、株式会社ウェザーニューズ、国立環境研究所などから、筑波山の気象データを活用している研究者・気象予報士の方が荷揚げのサポートに駆けつけてくださいました。このことからも、筑波山山頂の気象観測データへの研究者・気象関係者の関心の高さが伺えます。

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新しくなった雨量計

(3) 看板の設置

1928年(昭和3年)に建てられた施設は老朽化も進み、外からは一見してその役割がわからない状態となっていました。また、登山道に面した立地にあり、観測した気象データを公開しているにもかかわらず、気象観測を行っていることや最先端の研究に活用されていることはほとんど知られていませんでした。そこで、筑波山を訪れる方に山岳気象観測の歴史や現在の研究、気象データの公開状況を知ってもらおうと、3月24日、男体山山頂に看板を設置しました。

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筑波山における気象観測の歴史や研究を紹介した看板

筑波山山頂の気象データを用いた研究の概要

筑波大学計算科学研究センターでは、「筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所」における気象観測を継続し、過去100年以上にわたる貴重な気象観測を継承するとともに、関東平野での降雪予測、斜面温暖帯やサーマル(熱対流)などの筑波山に関連した大気現象の解明、長期的な気温変化に対する地球温暖化と都市化の影響調査などを推進します。

関東平野の降雪予測

筑波山は関東平野の孤立峰であるため、周囲の環境の影響を受けずに上空の気温データを得ることができます。このため、南岸低気圧が日本に接近した際に、首都圏での雨雪を判別する際の重要な観測点となります。経験的に、筑波山山頂の気温が-2℃以下になると、首都圏の雪の可能性が高くなると言われています。筑波山山頂の気象データは、首都圏での降雪予報の精度を上げる研究に役立てられています。

斜面温暖帯の研究

筑波山では山麓より山腹の気温が高くなる斜面温暖帯が顕著に現れます。この斜面温暖帯は、みかん(福来みかん)の栽培にも利用されるなど、地域住民の生活に密接に関わる現象です。筑波大学では、最新の観測測器や数値モデルを利用して、この斜面温暖帯の実態解明に取り組んでおり、筑波山山頂のデータも活用されています。

地球温暖化及び都市温暖化の評価

地球温暖化研究においては、過去と現在の気象状況(気温など)の比較が非常に重要です。しかしながら、街中の気象観測地点で継続的に記録されているデータには、都市の発展(都市化)の影響が含まれていると考えられます。筑波山山頂は、都市化の影響をほとんど受けない貴重な観測地点であり、また100年以上に及ぶ観測記録の蓄積があります。従って、筑波山山頂の気象・気温データは地球温暖化の影響評価に用いることができます。また山頂と都市の気温データを比較することにより、地球温暖化研究における都市化の影響を抽出することも可能です。

サーマル(熱対流)研究(スカイスポーツへの活用)

筑波山周辺では、パラグライダー、ハンググライダーなどのスカイスポーツが盛んです。これらの動力源をもたない滑空機は、上昇気流を捉えることで高度を確保します。筑波山周辺では、昔からサーマルに代表される上昇気流が知られていましたが、その発生傾向や発生のメカニズムは未だ完全には解明されていません。そこで、観測データと数値計算モデルを組み合わせた数値シミュレーションを行うことで、サーマルの機構解明を目指して研究を行っています。

今後の展開

現在、観測した気象データは計算科学研究センター「筑波山プロジェクト」のページでリアルタイムに公開しています。研究者や気象予報士の方に活用していただくことを目的にデータの公開をしていますが、今後はより見やすいホームページデザインを採用するなど、広く一般の方にも見やすいデータ公開を予定しています。また、BiViつくば(TXつくば駅駅前)のような人の集まる場所へのモニタ設置を行い、リアルタイムの筑波山山頂気象情報を配信することも検討しています。

問合わせ先

日下博幸 (くさか ひろゆき)
筑波大学 計算科学研究センター 准教授
〒305-8572 茨城県つくば市天王台1-1-1

報道担当:
筑波大学計算科学研究センター広報・戦略室
TEL:029-853-6260 FAX:029-853-6260
E-mail:pr[at]ccs.tsukuba.ac.jp 

関連リンク

筑波山プロジェクトページ
https://www.ccs.tsukuba.ac.jp/research_project/mt_tkb/

関連機関

筑波山神社
http://www.tsukubasanjinja.jp/

プレスリリース本文(PDF, 700KB)