シンポジウム

第6回「学際計算科学による新たな知の発見・統合・創出」シンポジウム -HA-PACSとCOMAによる計算科学の発展と、分野融合への取り組み-

開催案内

主催 筑波大学 計算科学研究センター
日時 平成26年10月21日(火) 13:30~17:30、10月22日(水)9:30~16:00
会場 筑波大学大学会館 国際会議室 [MAP]
懇親会 10月21日(火)18:00~20:00 スープファクトリー [MAP]
参加費 シンポジウム参加無料、懇親会4,000円
参加登録 こちらから事前登録をお願いいたします。<[事前登録は締め切りました]/td>

sympo2014[ポスターPDF]

開催趣旨

筑波大学計算科学研究センターは、1992年に設立された計算物理学研究センターを前身として2004年に設置され、物理学・生命科学・地球科学などの科学の諸分野と計算機科学の研究者の協働により、最先端の大規模計算科学を推進しています。2010年には文部科学省共同利用・共同研究拠点「先端学際計算科学共同研究拠点」の認定を受け、学際共同利用プログラムを推進しています。

本センターでは、GPUを搭載したスパコンHA-PACS、そして本年度よりメニーコアを搭載したスパコンCOMA(PACS-IX)を導入し、学際共同利用に供しています。異なる分野の計算科学研究者の連携により新たな知の創出を目指して、計算基礎科学連携拠点(JICFuS)、宇宙生命計算科学連携拠点(CAB)に取り組んでいます。また、昨年東京大学情報基盤センターと共同で設置した最先端共同HPC基盤施設では、来年度より新たなスパコンの運用を開始する予定です。本シンポジウムでは、これらの取り組みの進捗と今後の展望について報告します。

2日目は、平成25年度に行われた学際共同利用プログラムの成果発表、及び平成26年度に進行している課題の中間発表を行います。

プログラム

10月21日(火)

13:30~13:50 開会挨拶
13:50~14:35 演算加速クラスタによる計算科学の推進
朴泰祐(筑波大学計算科学研究センター)
14:35~15:00 HA-PACS を用いた、多フレーバーSU(3)ゲージ理論の共形場理論探索について
石川健一(広島大学理学研究科)
15:00~15:25 階層型固有値解法のメニーコアクラスタ向け実装
櫻井鉄也(筑波大学計算科学研究センター)
15:25~15:50 大規模分子シミュレーションによる生命現象の解明
庄司光男(筑波大学計算科学研究センター)
休憩(15:50~16:20)
16:20~16:40 「計算基礎科学連携拠点(JICFuS)について」
藏増嘉伸(筑波大学計算科学研究センター)
16:40~17:00 「宇宙生命計算科学連携拠点(CAB)について」
梅村雅之(筑波大学計算科学研究センター)
17:00~17:30 「最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)について」
佐藤三久(筑波大学計算科学研究センター)
懇親会(18:00-20:00)

10月22日(水)

平成25年度成果報告/平成26年度中間報告
学際共同利用口頭発表1[座長:橋本幸男(筑波大学計算科学研究センター)]
9:30~9:55 佐々木健志(筑波大学計算科学研究センター)[BBILQCD/HALQCD]
「QCDによるバリオン間相互作用」
9:55~10:20 関澤一之(筑波大学数理物質科学研究科)[NUCLDFT]
「原子核ダイナミクスの微視的シミュレーション」
10:20~10:45 丸山豊(慶應義塾大学理工学部物理学科)[GEARISM]
「GPUによる3D-RISMとレプリカ交換法を結合したタンパク質のシミュレーションシステムの開発」
ポスターのショートトーク(各2分、34件)(10:45~12:00)
昼食(12:00~13:15)
学際共同利用ポスター発表(13:15~14:45)
学際共同利用口頭発表2[座長:小野倫也(筑波大学計算科学研究センター)]
14:45~15:10 鈴木パーカー明日香 (筑波大学計算科学研究センター)[RCM]
「領域気候モデルWRFによる高解像度将来予測情報の創出」
15:10~15:35 富樫智章(東京大学原子核科学研究センター)[MCSMHA/MCSM]
「モンテカルロ殻模型計算のマルチGPGPUへの適用と開発状況」
15:35~16:00 朴泰祐(筑波大学計算科学研究センター)[NUFUSE]
「核融合シミュレーションコードのGPU化と並列言語XcalableMPによる実装」