開催案内 [English]
タイトル | 計算科学研究センター25周年記念シンポジウムおよび第9回「学際計算科学による新たな知の発見・統合・創出」シンポジウム -計算科学の発展と将来- |
主催 | 筑波大学 計算科学研究センター |
日時 | 平成29年10月10日(火) 13:30~17:40、10月11日(水)9:30~17:00 |
会場 | つくば国際会議場 中ホール300 |
祝賀会 | 10月10日(火)18:00開始 つくば国際会議場 多目的ホール |
参加費 | シンポジウム 参加無料、祝賀会 5,000円 |
アクセス | [広域地図] / [周辺地図] ※駐車場は有料です。 |
参加登録 |
名札作成と祝賀会予約のため、以下のURLから事前登録をお願いいたします。 |
問い合わせ | シンポジウム問い合わせ窓口 ccssympo[at]ccs.tsukuba.ac.jp スパム防止のためアットマークを[at]と表示しています。 送信の際は[at]は@に置き換えていただくようお願いいたします。 |
開催趣旨
今日あらゆる科学技術の分野で計算科学は欠かすことのできない役割を果たしています。スーパーコンピュータの劇的な発展により大規模計算による研究のフロンティアは大きく拡大し、また計算を介した分野融合の取り組みや新分野の創出が活発に進んでいます。学際性は計算科学の大きな特色ですが、その利点を十分に活かすためには、計算科学のさまざまな分野間で、そして計算科学の発展を支える計算機科学分野、情報科学分野との間で、定期的・日常的な交流と協力の機会を持つことが大切です。 筑波大学計算科学研究センターは上記のような計算科学諸分野と計算機科学、情報科学の共同の場として、平成4年度発足の計算物理学研究センターを前身とし、平成16年4月に改組・拡充されて設置されました。また本センターは、文部科学省共同利用・共同研究拠点「先端学際計算科学共同研究拠点」の認定を受け、センターの計算機資源を用いた学際共同利用プログラムを推進しています。
本シンポジウムは、センター発足25周年を記念し、つくば国際会議場において開催いたします。初日は国内外からの招待者による講演を英語で予定しており、2日目は平成28・29年度学際共同利用プログラムの成果・中間発表として、口頭・ポスター発表を予定しております。こちらは主に日本語で行います。物理学・生命科学・地球科学などの科学諸分野で多彩に発展している計算科学の最先端の研究を、他分野の研究者・大学院生にも分かりやすく講演して頂きます。講演と議論を通じて、計算科学・計算機科学のフロンティア、そして分野間の連携に関し、活発な意見を交わす機会となることを期待しています。
また本センターは、最先端大規模高性能計算基盤の構築・運営を目的として、東京大学情報基盤センターと共同で最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)を設置し、本年度からは、国内最高性能のOakforest-PACS(OFP)の運用を開始しております。本シンポジウムに引き続き、3日目には、場所を東京大学柏キャンパスに移して、OFP利活用報告会を行い、OFPに関する情報交換を兼ねて、学際共同利用プログラム成果・中間発表の一部をそちらで実施いたします。ぜひ合わせてご参加頂けますよう、よろしくお願いいたします。
プログラム
10月10日(火)中ホール300 [* Talk is given in English]
座長: 中務 孝 (筑波大学計算科学研究センター) | |
13:30~14:00 |
御祝辞 文部科学省研究振興局学術機関課長 西井 知紀 筑波大学副学長(研究担当) 木越 英夫 理化学研究所計算科学研究機構プログラミング環境研究チームリーダー 佐藤 三久 挨拶 筑波大学計算科学研究センター長 梅村 雅之 |
14:00~14:50 |
“Ten Years of Exascale – Are We There Yet?” * [Abstract] Horst Simon (LBNL, Deputy Director) |
14:50~15:40 | “From K to Post K – Great Opportunity and Great Challenge in Advanced Computing -“ * Kimihiko Hirao (RIKEN AICS, Director) |
休憩(15:40~16:00) | |
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座長: 重田 育照 (筑波大学計算科学研究センター) | |
16:00~16:50 |
“Symbolic computing and supercomputing in chemistry” * So Hirata (UIUC, Blue Waters Prof.) |
16:50~17:40 |
“Scaling Fully Implicit PDE Solvers to 10M Cores” * Chao Yang (CAS) |
18:00〜20:00 (多目的ホール) |
計算科学研究センター25周年記念パーティー |
10月11日(水)
座長: 小泉 裕康 (筑波大学計算科学研究センター) | |
9:30~10:05 |
田中 博(筑波大学計算科学研究センター) |
10:05~10:35 |
学際共同利用ポスターショートトーク(20件x90秒) |
休憩(10:35~11:00) |
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11:00~11:35 |
「Oakforest-PACSが切り拓く新たな格子QCDシミュレーションの展開」 蔵増 嘉伸(筑波大学計算科学研究センター) |
11:35~12:05 |
学際共同利用ポスターショートトーク(20件x90秒) |
昼食(12:05~13:15) |
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座長: 建部 修見 (筑波大学計算科学研究センター) | |
13:15~13:45 |
学際共同利用ポスターショートトーク(20件x90秒) |
13:45~15:15 |
ポスターセッション |
15:15〜15:50 |
木内 建太(京都大学基礎物理学研究所) |
15:50〜16:25 |
「Oakforest-PACSによる大規模非線形固有値問題の高性能計算」 櫻井 鉄也(筑波大学システム情報系) |
OFP利活用報告会
本シンポジウムに引き続き、10月12日(木)には東京大学柏キャンパスでOFP(Oakforest-PACS)利活用報告会が開催されます。
OFP利活用報告会の詳細については、こちらのページをご覧ください。
Abstract
“Ten Years of Exascale – Are We There Yet?”
The first set of exascale workshops were held ten years ago in the Spring of 2007. Very quickly it was recognized that reaching the next big performance level in high performance computing is not just a matter of scaling, but that fundamental breakthroughs in architecture, software, algorithms, and application were required. But at the time and very optimistically 2018 seemed to be the year exascale was achievable. In the years from 2008 to 2010 more workshops refined the path towards exascale computing in the U.S., and by about 2010 delivered the outline of a plan on how to achieve this goal. Also internationally several countries developed exascale initiatives. So all indicators were positive. Yet now, ten years later in the second half of 2017, we are still about five years away from exascale and 2023 seems to be a more likely target. What happened? I will revisit the original goals and projections, and analyze where and when the community started to fall behind. This will be a useful analysis to draw lessons for the next five years, and see how exascale computing can eventually be achieved.