シンポジウム

第二回「計算科学による新たな知の発見・統合・創出」シンポジウム -計算科学の戦略と次世代スーパーコンピュータ-

詳細はこちらをご覧下さい。

主催 筑波大学 計算科学研究センター
協賛 (株)日立製作所、富士通(株)、NEC(株)
場所 つくば国際会議場(エポカルつくば)
日時 平成18年4月
4日(火曜日)10:00 – 18:00
5日(水曜日) 9:30 – 17:00
参加費:無料 懇親会費:3,000円
[当日の記録写真]
世話人

総括

超高速計算分野

物質・生命分野

素粒子・宇宙分野

佐藤三久

朴 泰祐

押山 淳

梅村 雅之

★ 開催趣旨

筑波大学計算科学研究センターでは、 平成17年度より運営費交付金特別教育研究経費による拠点形成事業「計算科学による新たな知の発見・統合・創出」(平成17年度~19年度)を推進しております。同事業による超並列クラスタ計算機PACS-CS、ならびに科研費特別推進研究「融合型並列計算機による宇宙第一世代天体の起源の解明」による融合型計算機FIRSTの開発も順調に進んでおり、これから、これらのシステムを利用し、素粒子・宇宙、物質・生命、地球・生物等の科学諸分野における計算科学研究の飛躍的推進が期待されています。

一方、来年度より次期フラグシップ・スーパーコンピュータを目指し、文部科学省による「最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用」、いわゆる京速コンピュータ・プロジェクトが開始されます。次世代のスーパーコンピュータは数十ペタフロップスにも達する計算性能が期待されており、科学技術上の明確なブレークスルーを達成するためには計算科学の各分野のアプリケーション・アルゴリズムおよび計算機システムの検討とそれをどのように実現するかについての「戦略」を考える必要があると考えます。様々な科学技術分野において最先端の研究と開発に不可欠な研究基盤であるスーパーコンピュータにより科学技術の将来を切り拓くべく,次世代の計算科学の戦略、方向について議論・提言を行うシンポジウムを行います。

★プログラム

名前をクリックすると講演の録画映像を見ることができます。
題目をクリックすると講演資料を見ることができます。
録画映像、講演資料は準備のできた分から順次掲載されてゆきます。
録画映像をご覧になるにはRealPlayer(Free)が必要です。

当日の記録写真 ]

4月4日(火曜日)

10:00 – 10:15 開会
 
宇川 彰 (筑波大学計算科学研究センター長)
岩崎 洋一 (筑波大学学長)
清水 潔 (文部科学省研究振興局長)
10:15 – 12:30 セッション1:地球環境/気象分野
 

オーガナイザ:木村 富士男(筑波大学)
講演者・パネリスト

 

(地球環境フロンティア研究センター)
  地球温暖化予測の戦略
室井 ちあし (気象庁気象研究所)
  防災のための気象予測シミュレーション
佐藤 正樹 (東京大学気候システム研究センター)
  全球雲解像モデルによる気候研究
鍵本 崇 (地球環境フロンティア研究センター)
  海洋大循環のシミュレーション研究 -過去・現在・そして未来-
11:35 -11:50 Break
田中 博 (筑波大学)
  気象学者からの提言
平木 敬 (東京大学)
  計算機研究者からの提言

12:10 -12:30 ディスカッション 地峡環境/気象分野における計算科学の戦略

12:30 – 14:00 Lunch
14:00 – 18:00 セッション2:ナノバイオ分野
 

オーガナイザ:押山 淳(筑波大学)
講演者・コメンテータ

 

赤井 久純 (大阪大学)
  次世代量子シミュレータ・量子デザイン
笠井 秀明 (大阪大学)
  マテリアルデザイン
広瀬 喜久治 (大阪大学)
  輸送シミュレーション
押山 淳 (筑波大学)
  大規模DFT計算:ベクトルとパラレル
朴 泰祐 (筑波大学)
  PACS-CS と次世代スーパーコンピュータ」
大野 隆央 (物質材料研究機構)
  戦略ソフト & オーダーN計算
斉藤 晋 (東京工業大学)
  炭素ナノ科学と大規模計算
川添 良幸 (東北大学)
  拡散量子モンテカルロ法によるフント則成立理由と分子の安定性の正しい評価
押山 淳 (筑波大学)
  コメント
15:45 – 16:00 Break
常行 真司 (東京大学)
  新計算手法と京速
今田 正俊 (東京大学)
  DFT-PIRG: モデルと物質と京速」
前園 涼 (物質材料研究機構)
  量子モンテカルロ法と次世代コンピュータ
高田 俊和 (NEC)
  QM/MM法によるバイオ計算と京速
櫻井 鉄也 (筑波大学)
  計算アルゴリズムと量子化学計算

総括寺倉 清之(北海道大学) 「ナノバイオ分野における計算科学の戦略

18:15 – 20:15 懇親会

4月5日(水曜日)

9:30 – 12:30 セッション3:基礎科学(素粒子,宇宙) 分野
 

オーガナイザ:梅村 雅之(筑波大学)
講演者・パネリスト:

 

11:40 – 12:30 ディスカッション 「基礎科学分野における計算科学の戦略

12:30 – 14:00 Lunch
14:00 – 16:50 セッション4:バイオ/ゲノム/ライフサイエンス分野
 

オーガナイザ:舘野 賢(筑波大学)
講演者・パネリスト:

 

泰地 真弘人 (理化学研究所)
  分子動力学専用計算機MD-GRAPE 3の開発と生命科学・工学への応用
岡本 祐幸 (名古屋大学)
  超高速計算機によるタンパク質の立体構造予測
林 重彦 (京都大学)
  QM/MMハイブリッド分子動力学シミュレーションによるタンパク質機能の解析
舘野 賢 (筑波大学)
  メタ・ダイナミクス法による反応経路サンプリングとCar-Parrinello分子動力学シュレーション
白石 賢二 (筑波大学)
  第一原理計算による膜タンパク質の「量子構造生物学」と超高速大規模計算
神谷 克政 (筑波大学)
  生命科学におけるターゲット:シトクローム酸化酵素
15:20 – 15:30 Break
五條掘 孝 (遺伝研・産総研)
  ゲノム研究における超高速計算システムの活用
稲垣 祐司 (筑波大学)
  Tracing back our origin:大規模遺伝子データ解析による真核生物分子系統
松岡 聡 (東京工業大学)
  計算機研究者からの提言
深海 薫 (理化学研究所)
  バイオデジタルコンテンツ整備における京速計算機の役割

16:30 – 16:50 パネルディスカッションおよび総合討論 「バイオ/ゲノム/ライフサイエンス分野における計算科学の戦略

16:50 – 17:00 閉会

★ 懇親会について

日時 : 4月 4日(火曜日) 18:15 – 20:15
場所 : レストラン『エスポワール』(エポカルつくば1階)
会費 : 3,000 円
申し込み締切 : 3月24日(金)

参加申し込みは締め切りました。

★ 宿泊旅費・滞在費補助

旅費の申請は締め切りました。

申請締切: 3月24日(金)

★ シンポジウム参加・懇親会参加・旅費等補助の申し込み

シンポジウムの参加は無料ですが、懇親会は上記会費が必要です。
参加申し込みは締め切りました。

申し込み締切: 3月24日(金)

★ アクセス・宿泊情報 

<エポカルつくばへのアクセス> エポカルつくばへのアクセスはこちらをご覧ください。 
<センターへのアクセス> 筑波大学 計算科学研究センターへのアクセスはこちらをご覧ください。
<宿泊情報> 宿泊施設のご予約は、お手数ですが参加者各人でお願い致します。 

★ 問い合わせ先 

〒305-8577

つくば市天王台1-1-1
国立大学法人筑波大学 計算科学研究センター
事務 折井 尚幸

Tel: 029-853-6486 , Fax: 029-853-6406