つくば地域において構造生物学と計算科学の連携強化を目指し筑波大-KEK連携セミナー(PX, SAXS, Cryo-EMと筑波大計算科学の人たちの連携)をオンラインにて開催します。【事前申込〆切:8月3日(火)15:00】
※参加申込はKEKのページにて承ります。
セミナー開催の経緯
現在、BINDSプロジェクトの後継を見据えて色々な作業が文科省で進んでおります。我々も次期プロジェクトに備え、参加を希望する各研究室が連携できる体制作っておくことが大切です(連携は、いつでも重要なキーワードになっています)。また、国プロ以前に、現在のライフサイエンスは、異分野間の連携なくして良い研究をすることは困難です。このような連携を促進するために、年2回ほどのペースでセミナーを開催し、異分野の現場研究者が話せる場を作りたいと思います。セミナーを通して定期的に情報・意見交換を行うことで、新しい共同研究テーマを模索することができるようになるはずです。
この活動の一環として、つくば地域において構造生物学と計算科学の連携強化を目指し筑波大学と高エネルギー加速器研究機構(KEK)とで連携し(PX, SAXS, Cryo-EMと筑波大学計算科学の人たちの連携)、8月6日(金)13時から16時にてセミナーを開催いたします。これを機に筑波大とKEKの共同開発も視野に入れ、両者の連携を一層深め、その枠をさらに広げていきたいと思います。
主催研究グループ代表一同
概要
日時:2021年8月6日 (金)13時から16時(3時間)
会場:オンライン開催
参加費:無料
【プログラム(敬称略)】
序説 〜 ZOOMでの進行案内 〜【守屋俊夫(KEK IMSS SBRC)】
計算を中心としたバイオ分野の連携について【千田俊哉(KEK IMSS SBRC)】
各主催研究グループからの発表
- 【筑波大 広川研】口頭発表
タイトル 「構造生物学データと創薬研究を橋渡しするインシリコ技術」
発表者 :広川 貴次 (筑波大学 医学医療系 生命医科学域)
- 【筑波大 重田研】口頭発表
タイトル :「統合的インシリコシミュレーションによる薬物-タンパク質動体解析」
発表者 :重田 育照(筑波大学 計算科学研究センター)
- 【筑波大 岩崎研】口頭発表
タイトル :「国産クライオ電子顕微鏡の共同利用推進について」
発表者 :岩崎 憲治(筑波大学 生存ダイナミクス研究センター)
休憩(15分)
- 【KEK放射光(MX)】口頭発表
タイトル :「KEK SBRCにおけるタンパク質X線結晶構造解析の紹介」
発表者 :山田 悠介 (KEK IMSS SBRC)
- 【KEK放射光(SAXS)】口頭発表
タイトル :「情報科学的アプローチを活用するBioSAXS解析」
発表者 :清水 伸隆(KEK IMSS SBRC)
- 【KEKクライオ電顕】口頭発表
タイトル :「クライオ電子顕微鏡単粒子解析計算の高度化の取組み」
発表者 :守屋 俊夫(KEK IMSS SBRC)
パネル討論 実行委員
- 閉会の挨拶【守屋俊夫(KEK IMSS SBRC)】
終了後のフリートーク(時間未定)
【実行委員(敬称略)】
- 吉野 龍ノ介(筑波大 広川研)
- 原田 隆平(筑波大 重田研)
- 吉田 尚史(筑波大 岩崎研)
- 山田 悠介(KEK IMSS SBRC 放射光担当)
- 守屋 俊夫(KEK IMSS SBRCクライオ電顕担当)