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【CCSで学ぶ】 阿左美 進也さん

阿左美 進也(あざみ しんや)さん

数理物質科学研究科 物理学専攻
宇宙物理理論研究室 博士後期課程1 年

 

 

(内容は、2019年7月取材当時のものです。)

今の研究室を選んだ理由

小さいころから自然科学に興味はあって、高校の頃には物理の分野を志していたので、物理の研究で有名な筑波大学を選びました。理工学群物理学類入学後、4 年生の時には素粒子物理学の研究室に所属していました。大学院入試(博士課程前期)の時に、宇宙の研究室に決まりました。

CCS で研究するためにはどんな勉強をしたの?

大学入試では、苦手だった数学に一番苦労しました。英語も化学も苦手でした。大学院入試は物理がメインで、数学や英語もあります。宇宙の分野では物理を扱うことが多いことに気付き、研究室に入ってからは必死に勉強しました。

どんな研究をしているの?

宇宙で最初にできた星に対する輻射の影響を調べています。星ができるときには、エネルギーが輻射(光子)として放出されます。その過程で冷却材と呼ばれる原子や分子をどれくらい壊してしまうかを計算しています。

スーパーコンピュータは使っている?

はい。これまでは、COMA を使って輻射の研究をしていました。これからは、Cygnus とOakforest-PACS を使う予定です。大学院からスーパーコンピュータを使うようになってプログラミングの勉強も始めました。
シミュレーションをするためには、基礎方程式をどのように解くか、解法から考える必要があります。スーパーコンピュータをうまく活用するためには、GPU の使い方などを勉強する必要もあります。個人的には、プログラミングに関することはやっていて楽しいです。

メッセージ

物理はとても楽しいです。色んな学問の基礎に物理があるので、物理を知っていると色々世界も広がると思います!

 

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