本セミナーは終了しました。
講演資料をアップロードしました。(2012/6/1)
日時:2012年5月31日(木)13:00~15:30
場所:筑波大学計算科学研究センター ワークショップ室
主催:筑波大学計算科学研究センター、クレイジャパン
趣旨:
筑波大学計算科学研究センターの大規模GPUクラスタHA-PACSの運用開始にちなみ、GPUコンピューティングの最新情報及び新しいアクセラレータ向け言語拡張であるOpenACCに関するセミナーを開催します。セミナーではNVIDIA社の最新GPU動向、OpenACCの基礎及び応用事例の紹介、HA-PACSの見学会を行います。
プログラム
13:00~13:05 開催挨拶
佐藤三久(筑波大学計算科学研究センター センター長)
13:05~13:30 “NVIDIA GPU コンピューティング最新情報“(日本語)
吉田圭二(エヌビディア ジャパン Tesla Quadro事業部 セールス・マネージャー)
13:30~15:00 “OpenACC: A High Level Parallel Programming Model for Accelerated Computing“(英語)
Luiz DeRose (Sr. Principal Engineer, Programming Environment Director, Cray Inc)
15:00~15:30 “HA-PACSの概要説明と見学”
朴 泰祐(筑波大学計算科学研究センター 副センター長)
講演概要
“NVIDIA GPU コンピューティング最新情報” [pdf]
吉田圭二(エヌビディア ジャパン Tesla Quadro事業部 セールス・マネージャー)
GPUコンピューティングはアカデミック分野の最先端の研究から利用が始まり、徐々に適用分野を広げ、今や多くの分野で活用されてます。今年はNVIDIAのGPUアーキテクチャが一新され、GPUコンピューティングのさらなる飛躍が期待されてます。本講演では2012年5月14日~17日に米国サンノゼで行われたGTC 2012の最新情報をご紹介します。
“OpenACC: A High Level Parallel Programming Model for Accelerated Computing” [pdf]
Luiz DeRose (Sr. Principal Engineer, Programming Environment Director, Cray Inc)
現在のHPCシステムでは各種アクセラレータなどで構成されるヘテロジニアスシステムが台頭して来ています。その大きな課題の一つにプログラミングが非常に複雑になってきている事があります。Crayはこの問題解決の為、コンパイラ、ライブラリ、デバッガ、プロファイラその他開発ツールを相互に応用しプラグラミングの生産性を上げ、効率よく性能を引き出す為の研究開発を行っています。業界標準を目指したOpenACCはディレクティブを用いて、出来るだけ簡単にアクセラレータを活用したプログラム開発を可能にします。今回、OpenACC概要及びそのプログラミング例と性能事例、さらにCray開発ツー ルとOpenACCを組み合わせた利用方法についてもご紹介します。
1. Introduction and motivation
2. OpenACC overview
o Execution and memory models
o OpenACC Directives
o CUDA Interoperability
3. Development cycle of application porting
o Static analysis of the application (finding “hot loops”)
o Scoping Analysis
o Debugging OpenACC applications
o Performance tuning of OpenACC applications
o Scientific Libraries support
4. Practical case examples