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【CCSで学ぶ】 工藤 玄己さん

工藤 玄己(Genki KUDO)さん

 

理工情報生命学術院 数理物質科学研究群 物理学学位プログラム 生命物理研究室 博士前期課程
生命物理研究室 2年

 

(内容は、2022年3月取材当時のものです。)


工藤さんは、筑波大学 理工学群 物理学類在籍時に生命物理研究室に入り、重田育照 教授の指導のもとで研究を続けています。

今の研究室に進んだ理由

物理学がすごく得意、というわけではなくて、むしろ化学であったり生物学であったりというものの融合した分野にすごく興味がありました。今所属している生命物理研究室は、生物の機能を担う「タンパク質」などについて、量子論や古典力学に基づく計算をすることで、分子や原子のレベルで生体の反応の仕組みを解き明かそうとしている研究室なので、自分の興味とも非常にあっていると思って選びました。

 

どんな研究をしているの?

スーパーコンピュータを使いながら、薬を作る創薬研究というものをおこなっています。創薬研究というと、実験で試験管とかを使いながらやるイメージが強いと思うのですが、私の場合はコンピュータを使ったシミュレーションで創薬研究をしています。具体的にいうと、薬はタンパク質にくっつくことで作用するのですが、薬がどこの部位にくっつくのかを予測するようなソフトウェアについて、その精度を上げるための研究をしています。

研究風景 

こんなところが面白い!

今は医学の研究室と共同研究をおこなっています。筑波大学だといろいろな専門の方がいて、一緒にコラボレーションできるのが非常に魅力的だと感じています。また、日々いろいろな研究をしていて、少しずつでも新たな発見ができるというのはすごく魅力的ですね。

 

高校ではどんな勉強をしていたの?

基礎的な勉強を重視していました。応用問題を解くことも大事だと思うのですが、基礎的なことを100%理解することを大事にしていました。

 

メッセージ

大学に入ると、高校にはいなかったような人に出会えたりとか、自分で独り立ちして生活することになったりとか、自分の視野がすごく広がります。それを楽しみに、頑張ってください。

 

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