2026年3月27日
筑波大学計算科学研究センター
ポイント
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- ユニファイドメモリ型スーパーコンピュータ「Sirius (PACS12.0)(シリウス パックス12.0: 愛称シリウス)」の稼働を令和8年3月27日から開始します
- 日本の国立大学で初めて、AMD社製のAPU(CPU/GPU統合プロセッサ)を搭載したスーパーコンピュータとなります
- 倍精度浮動小数点の理論ピーク演算性能は11.9 PFlopsです
概要
筑波大学計算科学研究センター(以下CCS)は、ユニファイドメモリ型スーパーコンピュータSirius (PACS12.0) の運用を令和8年3月27日より開始します。
Sirius(PACS12.0)の計算ノードは、4基のAPU(AMD MI300A)で構成されます。APUはCPU(24コアEPYC Zen 4)とGPU(CDNA3)と128GBのHBM3高バンド幅メモリで構成され、CPUとGPU間のメモリ転送が不要となります。これにより飛躍的な演算効率の向上が期待され、またGPUによる最適化のコストが大幅に低下します。4基のAPUで倍精度浮動小数点理論ピーク性能は496TFlops、HBM3の容量は512GBとなります。加えて、計算ノードには4基の3.84TB PCIe Gen5 NVMe SSDが搭載され、大規模データ・ハイパフォーマンスコンピューティング・AI・大規模言語モデルなどの要求にこたえます。Siriusは24ノードで構成され、全体の倍精度浮動小数点理論ピーク性能は11.9PFlopsです。また、各計算ノードは4本のInfiniBand NDR(400Gbps)で接続されています。5.2PBの並列ファイルシステムにより大規模データを高速にアクセスできます。
CCSで2022年から運用されているビッグメモリスーパーコンピュータPegasusとSiriusの並列ファイルシステムはお互いにInfiniBandで接続され高速アクセス可能です。構成の異なる2システムを相互接続して活用することで、タイプの異なるジョブの実行を最適化することが可能です。
CCSは、学際共同利用プログラムや産業利用・一般利用プログラム、国内の大学や研究機関が参画する革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)などの枠組みを通して、3月27日よりSirius (PACS12.0) の計算資源を広く供し、計算科学・計算機科学・産業の発展に寄与します。


