プレスリリース

天文学と統計学の融合による、統計計算宇宙物理学の創出

掲載情報:マイナビニュース(10/3)

ウエブリリース

天文学と統計学の融合による、統計計算宇宙物理学の創出
-「手のひらから広がる100億光年先の触れる宇宙」を目指す、CRESTプロジェクト始動-

2014年10月1日
筑波大学計算科学研究センター

概要

東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構、統計数理研究所、筑波大学、日本電信電話株式会社は、CREST平成26年度新規課題「広域撮像探査観測のビッグデータ分析による統計計算宇宙物理学」を10月1日から開始しました。国立天文台の「すばる望遠鏡」を用いて25兆ピクセルにおよぶ膨大な画像データを取得。最新の画像処理技術、機械学習と統計数理、さらに大規模コンピュータシミュレーションを駆使して画像データを解析し、宇宙のダークマター分布の3次元構造を明らかにします。
この解析過程で、宇宙探査によるビッグデータと情報統計学を融合させた新領域「統計計算宇宙物理学」の創出を目指します。また、筑波大との協働により可視化したカタログデータベースを構築し、広く一般に公開していきます。世界中の天文ファンが、100億光年先の宇宙をスマートフォンなどから楽しむことができる環境の実現を目指します。

※本研究課題は、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業CRESTの研究領域「科学的発見・社会的課題解決に向けた各分野のビッグデータ利活用推進のための次世代アプリケーション技術の創出・高度化」(田中譲研究総括)において、平成26年度新規課題として採択されました。

ウエブリリース詳細(東京大学Kavli IPMU)