プレスリリース

最先端共同HPC基盤施設がスーパーコンピュータ システム(ピーク性能25PFLOPS)の導入を決定 ―次世代メニーコア型プロセッサを搭載―

掲載情報:HPCwire Japan(5/10)、日本経済新聞(5/10)、読売新聞(5/11)、ITpro(5/10)、ICT教育ニュース(5/11)、朝日新聞(5/17)

プレスリリース

2016年5月10日

東京大学情報基盤センター
筑波大学計算科学研究センター

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発表のポイント

  • ピーク性能25PFLOPS の超並列クラスタ型計算機Oakforest-PACS の導入を発表
  • 導入時点(稼動開始:2016年12月1日)で国内最高性能システムとなる見込み
  • 東京大学と筑波大学の共同による単一システムの調達、運用

概要

東京大学情報基盤センター(センター長:中村宏)と筑波大学計算科学研究センター(センター長:梅村雅之)が共同運営する、最先端共同HPC 基盤施設(JCAHPC:Joint Center for Advanced High Performance Computing、施設長:中村宏)は、2016 年12 月1 日に稼動を開始する共同利用スーパーコンピュータシステムとして、米国Intel Corporationによる次期メニーコア型プロセッサを採用した超並列クラスタ型計算機 Oakforest-PACSの導入を決定しました。同システムはピーク性能25PFLOPS(ペタフロップス)の性能を有し、導入時点で国内最高性能システムとなると見込まれます。最先端共同HPC基盤施設は、東京大学および筑波大学により共同運営されると共に、2大学が共同してスーパーコンピュータの調達・運用を行う、国内初の試みです。同システムは東京大学柏キャンパス内の情報基盤センターに設置されますが、システムの調達・導入・運用および主な利用プログラム運用などのすべてを2大学が共同で実施します。同システムは、HPCIおよび両大学が個別に実施する各種利用プログラムの下、国内最大のスーパーコンピュータ資源として共同利用に供され、次世代のさまざまな科学技術分野の研究開発を飛躍的に推進することが期待されます。また、最先端計算科学の研究だけでなく、計算科学およびHPC分野の人材育成にも利用され、各分野の今後の発展に貢献することが期待されます。本システムの導入および運用により、東京大学情報基盤センターおよび筑波大学計算科学研究センターは、なお一層の社会貢献に寄与していきます。

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