開催趣旨
生体組織に代表されるメゾスケールで構築される階層構造は、未知の現象が生じ、連結・競合する相互作用によって予期せぬ現象が生じる可能性がある。メゾスケールにおける特異な構造ヒエラルキーが存在する場合、複数の特徴的時空間スケールにわたる物理化学現象を統一的に記述する理論的枠組みを開発することが大きな課題となっている。本研究会では、学術変革領域研究(A)「メゾヒエラルキーの物質科学」の理論グループを集め、最新の知見や斬新なアイディアを共有し、階層的なメゾ現象に対応した信頼性の高い分子理論やコンピュータを使った計算手法を構築することを目的としている。
開催概要
開催日時:2024年7月17日 (水) 9:00 – 12:00
開催場所:筑波大学計算科学研究センター ワークショップ室
スケジュール
(発表20分+質疑10分)
9:00 – 9:10 |
はじめに(重田 育照) |
重田 育照(筑波大学) |
9:10 – 9:40 |
メゾヒエラルキー理論(重田G) |
重田 育照(筑波大学) |
9:40 – 10:10 |
メゾヒエラルキーを再現する粗視化モデル開発と新しい反応経路探索の開発」 |
満田 祐樹(大阪公立大学) |
10:10 – 10:30 |
メゾヒエラルキー理論(藤田G) |
藤田 貴敏(QST) |
10:30 – 11:00 |
(コーヒーブレイク and 討論フリートーク) |
|
11:00 – 11:30 |
超分子集合体を形成する分子間力の理論解析とメゾ構造探索 |
石井 良樹(北里大学) |
11:30 – 12:00 |
エントロピー由来のメゾヒエラルキーを介した3次元秩序形成 |
齋藤 一弥(筑波大学) |
世話人:(筑波大計算科学研究センター)重田育照、堀優太、岡澤一樹
主催:学術変革領域研究(A)「メゾヒエラルキーの物質科学」
共催:計算科学研究センター