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スーパーコンピュータ「HA-PACS/TCA」がGreen500の第3位を獲得

筑波大学計算科学研究センターのスーパーコンピュータ「HA-PACS/TCA」が、世界で最もエネルギー消費効率の良いスーパーコンピュータをランキングする「Green500」最新版で第3位を獲得しました。米国デンバーで開催中のハイパフォーマンス・コンピューティングに関する国際会議「SC13」(米国デンバー)において、11月19日(日本時間20日)に発表されました。

HA-PACS/TCAは、2012年2月に稼働開始したHA-PACSの拡張部で、2013年10月に導入されました。各計算ノードは、NVIDIA社の高性能GPUであるK20Xをノード当たり4台搭載しており、同システムはこれを64台結合した超高性能GPUクラスタです。
Green500は消費電力当たりのLINPACK測定性能「HPLベンチマーク(MFLOPS/W)」で評価され、HA-PACS/TCAは3518 MFLOPS/Wでした。HPL効率は76%と、GPUクラスタとしては極めて高い効率を達成しました。
なお、1位は東京工業大学のTSUBAME-KFC(4503MF/W)、2位はケンブリッジ大学のWilkes(3631MF/W)でした。

HA-PACSプロジェクトについてはこちらをご覧ください。

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Green500表彰式が11月20日(日本時間21日)に行われました。

関連リンク
The Green500 List – November 2013
HA-PACSプロジェクト