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最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)の新スーパーコンピュータシステム Miyabi(みやび)の運用開始披露式典を開催

1月15日、筑波大学計算科学研究センター(センター長:朴 泰祐)と東京大学情報基盤センター(センター長:千葉 滋)が共同運営する「最先端共同HPC基盤施設」(JCAHPC:Joint Center for Advanced High Performance Computing、施設長:朴 泰祐)において、新スーパーコンピュータシステムMiyabiの運用開始披露式典が、システムの設置場所である東京大学柏キャンパスで開催されました。式典には、文部科学省研究振興局参事官 国分政秀氏を始め多くの来賓、東京大学 田浦健次朗副学長、筑波大学 重田育照副学長、及び開発に携わった多くの関係者が列席し、最新スーパーコンピュータシステムMiyabiの運用開始を祝いました。

式辞を述べる朴泰祐施設長

 

朴施設長は式辞で、「筑波大学と東京大学の(間に位置する柏キャンパスという)地の利と人の和を活かして、学術目的で国内2位のスーパーコンピュータシステムMiyabiを導入することができた。」と二大学の強い連携を語りました。

国分参事官による祝辞の様子

講演の様子

 

式典の後半では、東京大学情報基盤センターの塙 敏博教授、中島研吾教授による講演が行われました。中島教授は「Miyabiの名前は計算性能が高いだけでなく、それを難なく使える、エレガントな計算科学ができるマシンということに由来する。ユーザーのGPUへの移行やAi for Scienceの試みをサポートしていきたい」と意気込みを述べました。

Miyabiは2025年1月14日より正式運用を開始し、2025年4月より文部科学省HPCIプログラムや両大学の各種共同利用・共同研究プログラムに供される予定です。

新スーパーコンピュータシステムMiyabi
(左から、千葉副施設長、朴施設長)