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筑波山プロジェクトの気象観測機器を更新しました!(3/22-24)

 筑波大学計算科学研究センターは、関東平野の孤立峰である筑波山の男体山山頂で気象観測を行う「筑波山プロジェクト」を推進しています。
(詳しくはこちら「筑波山プロジェクト」のページをご覧ください。)

 2016年3月22日〜24日にかけて、男体山山頂の気象観測機器類の更新を行いました。
 筑波山はロープウェーやケーブルカーで山頂近くまで登ることのできる山ですが、気象観測所のある男体山山頂までは、ケーブルカーを降りた後も急な登りが続きます。気象観測機器は精密機器なので、丁寧に運ばなくてはなりません。重たい観測機器や設置に使う工具類一式を担いで、何往復もして荷揚げします。

ケーブルカー筑波山頂駅から望む男体山。真ん中の四角い建物が観測所。

ケーブルカー筑波山頂駅から、山頂目指して出発。

 今回は、気象観測機器メーカーのクリマテック株式会社のほか、株式会社ウェザーニューズや国立環境研究所などから、筑波山山頂の気象データを活用している研究者や気象予報士の方も荷揚げのために駆けつけてくださいました。
初日はお天気に恵まれ、暖かな気候の中での作業となりました。しかし、最終日は朝からの雨と霧が樹上で凍りつくほどの寒さに! 足元もぬかるみ、風が吹けば樹上で凍った氷が叩きつけてくるような天候の中ではありましたが、観測機器から筑波大学計算科学研究センターへ実際に観測データの送信を開始し、無事に、更新した機器の稼働とネットワークの状態を確認することができました。

最終日は天候に恵まれず・・・

更新された雨量計

*筑波山山頂の気象観測データはHP上でリアルタイムに公開されています。リアルタイム気象観測データ