シンポジウム

第8回「学際計算科学による新たな知の発見・統合・創出」シンポジウム -発展する計算科学と次世代の計算機-

開催案内

主催 筑波大学 計算科学研究センター
日時 平成28年10月17日(月) 13:00~17:50、10月18日(火)9:30~16:20
会場 筑波大学大学会館 国際会議室 [MAP]
懇親会 10月17日(月)18:30開始 筑波大学内スープファクトリー [MAP]
参加費 シンポジウム参加無料、懇親会4,000円
参加登録 名札作成と懇親会予約のため、こちらから事前登録をお願いいたします。
[ 事前予約は締め切りいたしました。以降は直接会場受付までお越しください。 ]

問い合わせ シンポジウム問い合わせ窓口
ccssympo[at]ccs.tsukuba.ac.jp
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sympo2016[ポスターPDF]

開催趣旨

今日あらゆる科学技術の分野で計算科学は欠かすことのできない役割を果たしています。スーパーコンピュータの劇的な発展により大規模計算による研究のフロンティアは大きく拡大し、また計算を介した分野融合の取り組みや新分野の創出が活発に進んでいます。学際性は計算科学の大きな特色ですが、その利点を十分に活かすためには、計算科学のさまざまな分野間で、そして計算科学の発展を支える計算機科学分野との間で、定期的・日常的な交流と協力の機会を持つことが大切です。本シンポジウムでは、物理学・生命科学・地球科学などの科学諸分野で多彩に発展している計算科学の最先端の研究を、他分野の研究者・大学院生にも分かりやすく講演して頂きます。また、東京大学情報基盤センターと筑波大学計算科学研究センターの共同運営による最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)が導入する国内最大規模のスーパーコンピュータOakforest-PACSや、次代のフラッグシップとなるポスト「京」など、次世代スーパーコンピュータの開発状況についても講演して頂きます。講演と議論を通じて、計算科学・計算機科学のフロンティア、そして分野間の連携に関し、活発な意見を交わす機会となることを期待しています。

また本センターは、文部科学省共同利用・共同研究拠点「先端学際計算科学共同研究拠点」の認定を受け、センターの計算機資源を用いた学際共同利用プログラムを推進しています。本シンポジウムの中で、平成27年度及び28年度の学際共同利用の成果発表・中間発表を行います。

プログラム

10月17日(月)

座長:矢花一浩(筑波大学計算科学研究センター)
13:00~13:20 開会挨拶
三明 康郎(筑波大学研究担当副学長)
梅村 雅之(筑波大学計算科学研究センター長)
13:20~14:00 「アボガドロ級計算で見えてきた原子核の未知の世界」
大塚 孝治(東京大学大学院理学系研究科)
14:00~14:40 「新時代の計算生物学」
富井 健太郎(産業技術総合研究所 人工知能研究センター インテリジェントバイオインフォマティクス研究チーム/創薬基盤研究部門)
14:40~15:20 「数値予報における超並列計算機利用の実際」
荒波 恒平(気象庁予報部数値予報課)
休憩(15:20~15:40)
座長:高橋大介(筑波大学計算科学研究センター)
15:40~16:20 「JCAHPCにおける新システムOakforest-PACS~ 国内最高性能システムの実現に向けて~」
塙 敏博(東京大学情報基盤センター)
16:20~16:50 「Pre-PACS-X: 計算科学研究センターの次期演算加速スパコンに向けて」
朴 泰祐(筑波大学計算科学研究センター)
16:50~17:20 「ポスト「京」の開発状況」
石川 裕(理化学研究所 計算科学研究機構)
17:20~17:50 「CCSにおけるポスト「京」重点課題・萌芽的課題について」
梅村 雅之(筑波大学計算科学研究センター)
懇親会(スープファクトリー、 18:30-20:30)

10月18日(火)

座長:重田育照(筑波大学計算科学研究センター)
9:30~10:10 「計算科学と天体物理学」
森 正夫(筑波大学計算科学研究センター)
10:10~10:50 「第一原理計算による表面界面の電子状態解析とデバイスの機能予測」
小野 倫也(筑波大学計算科学研究センター)
10:50~12:00 学際共同利用ポスターショートトーク(30件x90秒)
昼食(12:00~13:00)
座長:藏増嘉伸(筑波大学計算科学研究センター)
13:00~14:00 学際共同利用ポスターショートトーク(27件x90秒)
学際共同利用ポスター発表(14:00~15:00)
座長:藏増嘉伸(筑波大学計算科学研究センター)
15:00~15:40 「格子QCDを用いた原子核直接計算」
山﨑 剛(筑波大学数理物質系)
15:40~16:20 「大規模グラフデータ分析入門」
塩川 浩昭(筑波大学計算科学研究センター)

関連リンク:国立大学フェスタ2016